嫌いな人が多い人を、好きって言ってくれる人っているのかな?
どんな本なの?
著者は、曹洞宗徳雄山建功寺住職で、
庭園デザイナー、多摩美術大学環境デザイン学科教授の枡野俊明さんです。
ちょうどコロナ禍の2020年に書かれた本で、
世界中に「心が折れそう・・」と言う人が溢れてました。
思い出すだけで、
辛くなりそうです
禅僧良寛さんは、「災難に逢う時節には、災難に逢うがよく候」とおっしゃったそうです。
本書では、みなさんの誰もが遭遇する、さまざまな状況を設定し、それを受け容れるための禅の考え方、ふるまい方をお話ししています。もちろん、受け入れた後になすべきことについても、多くのページを割きました。
(はじめに)
コロナ禍はもとより、人生の災難は何度となくあるもの。
そんな時こそ、紹介している禅の考え方やふるまい方を実践し、習慣化できれば、きっと乗り越えていけると著者は言っています。
まず何事も最初にするのは、
現実を受け容れることからね!
本書では、心が安定した、図太い神経をもったシンプルな考え方のできる人になれる禅の教えが詰まっています。
今日は、その中で、人間関係、とくに嫌いな人について考えてみたいと思います。
嫌いな人は、実は自分が脳内で作っている?
初対面が肝心。生涯にわたって素敵な関係性を築くには、どんな人がいい?
人間関係、始まりは必ずあります。
そう初対面の時。
その時こそが、その後の人間関係を良くも悪くもする分岐点。
自分を大きく見せたり、
上からものを言う人は避けましょう
そ〜っと避けてね。
喧嘩しないでね。
著者は、挨拶こそ見極めるポイントだと言っています。
初対面のときに、立場の違いに関係なく、礼節をわきまえ、ていねいに、挨拶ができる人、してくれる人は、一角の人物だと思います。つきあいのなかで学ぶべき点、こちらを触発してくれるものを持っているに違いありません。
(初対面での“人物”の見きわめ方)
この本の中でも、新人の渡哲也さんが挨拶回りをした時、
石原裕次郎さんだけが、立ち上がって、丁寧に挨拶したと言うエピソードが書かれています。
確かに勇次郎さん『器量も度量も懐の深さ』もありそうですね。
まずは、そんな学びの多い人物に出会いましょう。
そして、その後、『体験の共有』ができれば、
生涯の人脈と呼べる関係性になるかもしれません。
謝罪と感謝を伝えられる人も素敵!でも、中には、なかなか言えない人もいる
「ありがとう」と「ごめんなさい」も人間性が現れます。
とにかくどちらも『時間をあけてしまうと、相手の心に響きにくくなります。』
なかなか素直に
謝れない人っていますよね
著者は、『そういう人は、格好をつけたがる性格、強がりたい性格』の持ち主ではないかと言っています。
相手に負けた気がするのかも・・
すぐにきちんと謝れる人の方が
カッコいいし、潔いけどね
しかし、謝れない人の中には、プライドの問題とは別に『経験不足の人』がいるようです。
どう言うこと?
つまり、それまで謝ったことがあまりないのです。これには、家族間の関わり方や教育なども影響していると思いますが、親をはじめとして、周囲に叱る大人が少なかったということなのかもしれません。
(「ありがとう」「ごめんなさい」のすごい力に気づく)
『ありがとう』も経験不足で言えないそうです!
それは、びっくり!
教育って大事ですね
謝れないからと言って
責められません
社会に出れば、否が応でもそんな機会に、でくわします。
場数を踏めば、だんだん言えるようになると、著者も言っています。
中高年の出番です(笑)
言えるようになるよう
お付き合いいたしましょう。
おじさん、おばさんでも
謝らない人いるけどな・・・
「ごめんなさい」と「ありがとう」
心から言える人に嫌な人はいません(!?)
嫌いな人が多い人。もしかしたら、それあなたが作り出した妄想かも・・・
でもやはり、人間関係・・・気が重い人がいます。
負の感情が湧くのは仕方がないのです。問題はその感情をどう“処理”するかです。大切なのは「取り合わない」こと。言葉を換えれば、湧いた感情を引きずらないことです。
(嫌いな人にとらわれない)
嫌だな〜と、思ってもいいと著者は言っています。
しかし、嫌だな〜と思っている時は、『実際に対面した場面を想像して』いるそうです。
考えたことなかった!
勝手にシミュレーションして、
勝手に嫌な人に仕立てあげているのね
実際、会ったときには、もう
ホント嫌な人に仕上がってますね!
これが、感情に取り合っている状態、感情を引きずっている状態だそうです。
正しい判断が
できていないと言うことね
そんな時は、何か別のことに集中すること。
もちろん、コーヒーを味わうなどもいいのですが、
冷静に伝えたいことを整理するとか、
戦略を見直すなど、
相手の嫌なこと以外に集中すること。
そんな風に時間を使っているうちに、負の感情は断ち切れるそうですよ。
世の中、自分以外、みんな嫌な人!
って、楽しいかな?
やはり、自分も他人に勝手に嫌な人にシミュレーションされてたら、嫌なもの。
もし、嫌いな人も多くて、なんだかうまく周りと関係も結べていない気がしたら、
脳が頑張って、嫌いな人を製造(?)し続けているかも。
少しだけ、脳をお休みさせて、素の部分に目が向けられるといいですね。
じゃ、まずは
気持ちのいい挨拶から!
まとめ
・いい人間関係は、気持ちのいい挨拶・謝罪・感謝の言葉(愛語)。
・嫌いな人だらけなら、脳が勝手に嫌いな人に仕立てあげてないか振り返る。
・嫌ってもいいけど、嫌われる覚悟も同時にしょう
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