人は楽しいところに集まる。最初はフリでもいいから、思い切り一人で遊ぼう!
大人になると、人なんか遊びに来ないから、このままずっと一人かなぁ
どんな本なの?
有名なマーク・トウェインのお話です。
教科書で学んだ方も多いかと思います。
ここに記す冒険物語は、大半が実際にあった話である。一つ二つは著者自身が経験した話、残りは悪友どもが経験した話。(中略)トムは一人ではなく、三人の少年を組み合わせて作り出した人物
(序)
大人でも引き込まれます
この話は1876年に書かれたもので、時代背景は、さらに3、40年前に遡ります。
この地方の子供達の貧富の差
黒人奴隷の存在
子供の躾に聖書が影響していたこと
当時の様子にホント驚かされます
さて、今回は光文社の古典新訳文庫版、
土屋京子さんの訳で読んでみました。
子供の頃読んだのより、ずっと大人向けで、また新たな発見があります。
子供の頃、怖かったポーリーおばさんの愛情が感じられるのは、中高年だからこそ。
ぜひ、おすすめしたい1冊です。
今日は、第2章「頼む、やらしてくれよ/戦略的行動/いいカモたち」
あの、ペンキ塗りの話から孤独の解消法を学んでみたいと思います。
本当に自分が大好きなことを楽しめば、人が勝手に巻き込まれてくる
ペンキ塗りの話をする前に
トムは、とにかくいたずらっ子で元気な男の子です。
そして、立ち直りが早いし、ひらめきも素晴らしい!
トムは弟と亡くなった母親の姉、ポーリーおばさんに育てられています。
当時、子供の躾は聖書の通り、ムチで打って教え込まれていたようです。
でもおばさんには、
トムが可愛くて
できなかったんですよね
そう、ムチで叱れなくて
土曜日に仕事をさせる
ことにしたのよね
ムチなんて、考えただけでゾッとします。
ポーリーおばさんの
深い愛情、感じますね。
子供の頃読んだ本と
また違った面が見えるのが
本の醍醐味です!
さて、有名なペンキ塗りのお話がいよいよ始まります!
トム・ソーヤ効果とは?
大人でも子供でも何かを欲しくてたまらない気持ちにさせるには、それを手に入れにくくしてやりさえすればよい、と言うことである。
(同上)
ポーリーおばさんに言いつけられた柵に水漆喰を塗る作業。
ペンキじゃなかったんですね
せっかくのお休みの日に、塗るハメになったトム。がっかりです。
もっと嫌なのは、遊んでいる子供達にからかわれること!
からかいにやってくる友達をいかに水漆喰塗りをさせ、自分は楽するか?
友達がやりたくても
やらせてあげられない理由を並べあげ、ハードルをあげていくんですよね
ますます水漆喰塗りがしたくなり、
持っているおもちゃなどを差し出すようになります。
ポーリーおばさんの仕事は完成するは、トムは財産家になるは、いいことづくめですよね
水漆喰塗りは仕事から遊びに変わった途端、ワクワクするものになりました。
仕事や家事・・特に単純作業は、遊びにしてしまう。
時に、もったいぶって・・・
人を巻き込むのに覚えておきたいスキルです。
家族に有効かしら?
中高年の孤独解消法は?
しかし、もったいぶったアピールだけでは、人は集まりません。
トムは振りではありましたが、
とにかく楽しそうに塗りました。
それが子供達には、とっても魅力的に見え、
集まってきました。
楽しそうな所に
人は集まります
スピリチュアルな世界だと、お金は楽しんで使ってくれる人のところに集まるとか。
お金も・・となると、モノや経験(コト)も集まってくるということですよね。
確かに!トムには、
のんびりする時間と
おもちゃも集まってきました
楽しいところに人が集まるのなら、
まずは、自分一人で楽しく遊んでみる・・・
そこから始めるのが良さそうですね。
ブログやSNSなら
気軽に来てもらえますね!
嬉しいものですよ。
たとえ来なくても、楽しく遊んでれば、それだけで楽しい!
でも、どうせなら
遊びは楽しいこと、
好きなことを
選んだ方がいいですよね
そうね、人の反応を気にしたり
注目を浴びるものを選んでも
続かないし、楽しくないものね
人生、いろいろな私たちですが、我を忘れて遊んだあの頃をもう一度楽しめる時期に来ているかもしれません。
また、誰かが何して遊んでいるか、探し訪ねるのも悪くないですよね。
仲間が増えるし・・
一緒に遊びましょ!
まとめ
・仕事も時に「遊び」と意識してみると、楽しくなるかもしれない
・人を巻き込むなら、とにかく自分が大はしゃぎで楽しむこと
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