必要以上の要求は人間関係を危うくする
どんな本なの?
作者の加島祥造さんは、1923年生まれ。
大学で教鞭をとる傍ら、翻訳、著作、墨彩画などを手掛けていらっしゃいました。
「求めない――すると……」という言葉が繰り返される本、『求めない』。
けれど、信州伊那谷の自然の中で暮らす著者・加島祥造氏は、何度となく「人間は求める存在だ」とも言います。求めることを否定せず、なぜ私たちは、もう足りているのに求めてしまうのだろうかとやさしく問いかけるのです。
そして、求めることをほんのちょっとやめてみたら、生きることが楽になり、日々が楽しくなり、思いがけない可能性が開けるかもしれないよと笑顔で誘います。現代人の心に響き渡る45万部の大ベストセラー詩集。
(小学館 公式HPより)
あれ、してほしい・・
こうしたい・・
いつも他人に、そして自分に対しての要求多くないですか?
そして、大抵、思い通りに行かなくて
がっかりします
そのがっかりした気持ちを
少しでも減らしたいなら、必要以上に
「求めること」をやめたらどう?
というのが、この本です
ぼくが「求めない」というのは 求めないで済むことは求めないってことなんだ。
(はじめに)
決して、著者、求めることを否定しているわけではありません。
人から奪ったり、騙したりしてまで、
自分の有り余る欲求を満たさないということ。
世の中、力づくで言うことを聞かせようとしますものね。誰でも・・
でもなんで、人は、そこまでして「求める」のでしょうか?
頭は必要以上に求めすぎるものだそうです。
「もっと、もっと」てね。
体がついてこないのは、「もう足りているよ」のサインを出している証拠です。
皆さん、この声、今、聞こえますか?
聞こえたら、頑張りすぎのサインです。
一息つきましょ!
求めない・・声に出して読むと落ち着いてきます。
心がザワザワしている時、おすすめですよ。
求めない人には、かえって安心感を覚えるのが人間
世の中「求める人」ばかり 求めた人も求められた人も傷ついている
世の中のひとたちは あまりに求めてばかりいる
君ひとり 求めないでごらん 珍しがられるから
(同上)
求める人・・自分が得することを前提としてやってくる人。
例えば、道をただ歩いていても、ドケドケどけ〜と、やってくる人。
どいてくれることを求めてます。
でも、どかなかったら?
ムッとします。
最悪ケンカになります
日常でも溢れてますね。
そんな時こそ
道を開けて欲しいと求めない(笑)
すると、かえって道は開けるのよね
他人に要求ばかりする人。
つまり自分が得になることばかりに腐心している人は、
思い通りにならないことも多く、余計な衝突も避けられません。
つまらないですよね。どちらも傷つきます。
そして、要求ばかりの人からは、人が自然と離れていきます。
求められてばかりは、つらい。普段、求めなければ、断れる
一方、あまりにも理不尽な要求が続いた「求められた」人
そんな時は、
まずは、自分もその人に求めてなかったか
振り返ってみます
いつも求められてばかりいたり、
要求がキツイなと思ったら、
断ってもいいんだよ
普段、他人に求めない人なら、すぐに断るか否かすぐ判断がつくはずです。
求めない人。時間や心を搾取されるリスクも減りそうですね。
求めない人になったら、誰も助けてくれない?
求めない人は、他人に求めないから、いざとなったら誰も助けてくれないのかしら?
求めない人は、何か力づくで求められないから安心だと、
人が集まってくるんだと、著者は言います。
そして、不思議なことに
かえって、君に何かしてやりたくなるんだ。
(同上)
だって、人間は、誰かに求められていたい生き物だから。
そんな関係は、お互い様の温かい気持ちでつながっています。
つまり、「求めない」とは、力づくで誰かに何かをさせようとしないこと
だから、本当に助けが必要な時は『求めていい!』
そんな関係を築けるのは、普段の「求めない」の姿勢なのかなと思いました。
「求めない」
口癖にしたら、
人間関係スッキリするかも
まだまだこの本の中には、たくさんの「求めない」ものがあります。
生き方や人間関係に疲れた時、開いてみてくださいね。
まとめ
・他人にも自分にも過度な要求をしないこと。
・今、生活できているのなら、足りているから、恐怖心に駆られなくても大丈夫
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