近藤史恵『たまごの旅人』を読んで、自分に向いていることについて考えた

近藤史恵

これって、私に向いていないんじゃない?と、時々思います

こがねの
こがねの

こんにちは
今日の本はこちらです

今日の本

近藤史恵 著『たまごの旅人』
<4th trip 北京の椅子>より

いずみくん
いずみくん

どんなに好きなことでも
向いているかどうか
不安になります

途中で休んでも、なんだかんだと続いていることは、好きで向いていることだと思う

<今日のことば>

その場その場で仕事を頑張って、失敗しながらでも続けて行けたら、きっとそれは向いている仕事なんだよ。

(4th trip 北京の椅子)

仕事だけではなく、趣味でも習い事でも、

私、向いていないんじゃないかな?

と、思う瞬間があります

主人公の海外ツアー・コンダクターの遥さんも、ツアー客のおじさんに怒鳴られ、シュンとしてしまいます

ホント、この物語、
迷惑シニアが
何かやらかすのよね。

そんな時、看護師の友人に言われた言葉が<今日のことば>です

私自身、ブログを書いていると、そんなことを思う日があります

文章書くの向いてないなぁ〜
今日でやめようかな〜
なんてね!

でも、しばらくすると、また書きたくなる

好きなんだなぁと思います

好きなことって、楽しいことばかりじゃないんですね

遙さんも仕事に就く前に「好きなことは仕事にしない方がいい」とアドバイスされます

好きなことを仕事にすると言うことは、好きなことの中に痛みや後悔が降り積もることなのだ。好きなことを、好きなだけではいられないということなのだ。

(同上)

本当に好きじゃなくなってしまう可能性もある

つらいことがあると
なおさらです

それでも、やらずには、いられなこと・・

それこそが、好きで向いていることなのかもしれません

料理掃除やりくりも・・

OVER50がなんだかんだと続いていれば、好きで向いていること!

めげそうになった時は、ぜひ、この言葉を思い出してみてくださいね

感想(読書メーター)

発表されたのが、コロナ禍。誰もが閉塞感でヘトヘトになっていた時。当時読んでいたら、また違った感想になったかしら。それにしても困ったおじさん・おばさんたち。同世代の作者だから笑えるけど・・・人の振り見て我がフリ直そうと思う。シニアは1度は読んでみて欲しい作品でした

本について

本のデータ

著 者 近藤史恵
出版社 実業之日本社
発行日 2021年8月5日

念願かなって海外旅行の添乗員になった遥。風光明媚なアイスランド、スロベニア、食べ物がおいしいパリ、北京……異国の地でツアー参加客の特別な瞬間に寄り添い、ひとり奮闘しながら旅を続ける。そんな仕事の醍醐味を知り始めたころ、思わぬ事態が訪れて――。
ままならない人生の転機や旅立ちを誠実な筆致で描く、ウェルメイドな連作短編集。

(実業之日本社 公式サイトより)

新米添乗員さんのお仕事話
海外の様子は、著者の経験でしょうか?
面白いです

どの旅にも、迷惑なおじさん・おばさんが・・
そんなに面倒な存在なのかな?
同世代の著者が書くから身につまされます(笑)

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