子供が時計だった人生、子離れした後はどう過ごしたらいいのだろう
こんにちは
今日の本はこちらです
青山美智子 著 『人魚が逃げた』
<2章 街は豊か>より
お金とかじゃない
豊かさって・・・
心地よい毎日の生活を作り出すことも芸術!家族のことを密かに思いやりながら生活していこう
<今日のことば>
「お母さんだって、作ってくれたじゃない」
「え?何を?料理とか?」
(中略)
「毎日を、毎日作ってくれたよ」(2章 街は豊か)
子育が終わると、さて自分の時間と思った時、何をしていいかわからない
そんなふうに思うことありませんか?
50歳を過ぎた伊都子さんも、明日、アメリカに旅立つ娘の菜緒さんと立ち寄った銀座で、ずっと考えています
だって
年号を振り返るときはいつも、瞬時に「菜緒が何歳のとき」という計算をしてしまう。そしてそのその社会的歴史と菜緒との情景はセットになっている。
(同上)
ホント、この文章を読んだとき、そう思いました
歌なんかそうですよね?
まさしく『子供が時計の人生』
でも、私自身、今、振り返ると楽しい時間だったなぁと思います
忙しかったけど、お金も大変だったけど、充実してました
過ぎてしまって気づく、子供に生かされていたこと・・
伊都子さんも同じようです
まさしくそんな、毎日何にもしないで来ちゃったな〜と振り返っていた時に、菜緒さんからかけられた言葉が<今日のことば>です
旬の野菜たっぷりのお弁当
掛け布団のお日様の匂い
手入れをした洋服・・・
豊かさとはこういうことだと菜緒さんは、教えてくれます
まさしく、著者からの
応援メッセージ!
嬉しくなりますね
『家族のことを思い、毎日を作ること』も立派な芸術!
誰にもとやかく
言わせないぞ(笑)
自信持って、これからも日々の生活を大切にしたいな
と、心を新たにすることができた作品です
そして、絶対、家族に気持ちが通じていると思えてきました(笑)
主婦・主夫生活に疲れた時、ぜひ、開いてみてくださいね
本について
ある3月の週末、SNS上で「人魚が逃げた」という言葉がトレンド入りした。どうやら「王子」と名乗る謎の青年が銀座の街をさまよい歩き、「僕の人魚が、いなくなってしまって……逃げたんだ。この場所に」と語っているらしい。彼の不可解な言動に、人々はだんだん興味を持ち始め――。
そしてその「人魚騒動」の裏では、5人の男女が「人生の節目」を迎えていた。12歳年上の女性と交際中の元タレントの会社員、娘と買い物中の主婦、絵の蒐集にのめり込みすぎるあまり妻に離婚されたコレクター、文学賞の選考結果を待つ作家、高級クラブでママとして働くホステス。
銀座を訪れた5人を待ち受ける意外な運命とは。そして「王子」は人魚と再会できるのか。そもそも人魚はいるのか、いないのか……
(PHP 公式サイトより)
過去の作品の
懐かしい人たちが
こっそり参加してきます
読み返ししたくなります
『あなたが書いた1行で
人生が変わるかもしれない』
今回もたくさんの素敵な
励ましに出会えました
コメント