中高年以降の冠婚葬祭や年賀状。なかなか踏み切れない不義理
公開日 2023年4月3日
更新日 2023年5月12日
どんな本なの?
「現実」ではなく「受け止め方」を変える
――そのちょっとしたコツがある。◎何があっても、自分を「全否定」しない
◎やっかいな人と同じ土俵に上がらない
◎人に迎合しやすい人は、傷つきやすい人……禅が教えてくれる、「心を健やかに、穏やかに保つための秘訣
(三笠書房 公式サイトより一部抜粋)
起きたことに真正面から立ち向かっていくのも大事なことですが、
どうにもこうにも不愉快極まりないことは、
受け止め方を変えてみる・・・
本書のテーマは、「心の守り方」です。心を守るための方法はただ一つ。
それは、心を「強く」するのではなく、「柔軟に」することです。
(はじめに)
「柔軟に」とは、禅語の「柔軟心」。
状況や相手に応じて自由自在に変わっていくことを意味します。
世の中、ホント色んなことがおきますが、
全て全力でぶつかってたら、いずれ心が壊れてしまいそうですよね。
人付き合いのコツ
満載です
もちろん自分の内面の
問題にも!
人間も自然の一部だという著者。
自然に身をまかすように、力を入れるべきところ、抜くところ
99の項目で語られます。
1項目1分以内
隙間時間の癒しに!
こんな考え方あったんだ・・という発見あるといいですね。
今日は、『26 “惰性”の付き合いを見直す』より、
歳を重ねた時の人付き合い(葬儀や年賀状)について考えてみたいと思います。
中高年の義理の付き合い、ほどほどに
友人の医師は、お年寄りの患者さんにいつも、「年を取ったら、風邪ひくな。転ぶな。義理を欠け」といっているそうです。(中略)
(26“惰性”のつき合いを見直す)
よくよく話を聞くと、たとえば「近所にご不幸があって、体調が悪いのにお通夜に出かけて転んだ」など、“義理がらみの事故”が多いとか。
お世話になった人、人生の大半を一緒に過ごした仲間・・
最後にお別れを言いたい気持ちはやまやまです。
実際、お葬式で体調崩す方
いらっしゃいますよね
『老いたら何よりも自分の健康を守ることが第一』だと、著者。
儀式に駆けつけることが出来なくとも、相手を思う気持ちはいくらでも伝えようがあります。
(同上)
住職さんが言うのだから、
『行かない』と言う選択
をしても大丈夫!
ご家族にも
きっと伝わりますよね
もちろん、体調が良ければ伺えばいい。
年を重ねたら、無理せず、時に義理を欠いてもいいということ学びました。
逆の立場として、「相手も義理を欠いてもいい」と認めなければいけませんね(笑)
「あんなに世話してやったのに
来ないなんて・・・」
って言わないことですね
つい言っちゃいそう(笑)
だからこそ、著者が言うように、相手を思う気持ちはきちんと伝える
それこそ、大人。
義理は欠いても心配りは忘れずにいたいものです。
年賀状も同じだと
著者は言ってます。
まず、自分の心身を優先させましょう。
やめる時は誠意を持って。
もちろん、他人にも優しく、寛容に!
まとめ
・体調が悪い時は、堂々と不義理を。心のこもったフォローは忘れずに
・仲間の不義理にも寛容になろう
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