スマホは、悪気なくどんな情報も教えてくれるから、時に距離をおくことも大切
著者 ふかわりょう 出版社 大和書房
発行日 ２０２３年４月２５日
どんな本なの？
明日の彩りが変わる、スマホなし紀行。
スマホは便利だけれど、失ったものはないだろうか。
（大和書房 公式サイトより）
利用ではなく、スマホに依存していないだろうか。
このままでは、私がアプリになってしまう。
突如、思い立って出発した “３泊４日のスマホなし旅”。
向かった先は岐阜県美濃地方。そこで遭遇した景色とは。
スマホから離れたからこそ、出会ったものとは。
そしてなぜ、目的地に美濃を選んだのか……。
果たして、ふかわは、大切なものを取り戻すことができるのか。
とは言っても、著者
『スマホを悪者にするつもりも、
手放すつもりもありません。』
だそうです。
著者のふかわりょうさんは、お笑いタレントとして、テレビで目にすることも多いと思います。
実は、エッセイストでも
あるんですよ
著者、仕事柄、スマホは手放せない環境にあります。
しかし、この小さな「りんご」（＝Apple＝iphonですね）に、いつも心を奪われていないかと。
それを確かめるため、３泊４日の岐阜県の旅に「りんご」を置いて出かけます。
そんなスマホなしの旅日記と、スマホとの関わり方を考えた作品になっています。
巻末の
『りんごの木の下で』という
短編、なかなか秀逸です！
私たちが若かった頃は、旅をするのも、
・事前からたくさんのガイドブックや時刻表を読み漁り
・ノートにまとめあげ
・なんの前評判も耳に入れずに旅館を予約し
相当な準備を重ねて、出かけました。
著者の旅も、そんな準備に多くの時間を割くことから始まります。
私たちも、今やすべて、端末に頼りきり、身軽に旅をしています。
それはそれで
OVER50にはありがたいんですけど
読んでいると、あの若い頃の旅行を思い出します。
そして、失ってしまった準備段階という楽しい時間に気付かされました。
ぜひ、手に取って、一度、スマホについて考える機会にしてみませんか？
おすすめです。
スマホから発信される情報で自分の幸せを位置付けしている私たち
誰が何を発信しているのか。自分の発信したものがどのように伝わっているのか。
（スマホを持って旅したら）
世の中の変化をスマホの画面越しに確認している。
ブログやSNSをしていると
何度も開いてしまいませんか？
自分のページ
このブログは、のぞいてくださった方の人数はわかります。
本の作品自体には、なんの問題もありません。
しかし、私の書き方や取り上げ方で読者数は、ばらつきがあるのも事実です（笑）
著者の皆さま
申し訳ないことです。
実際、本屋さんでも、あまり人の目につくことなく、じっとしている本はあるもの。
だから、コツコツと静かに、本を並べる雰囲気で楽しんでいます。
いつか誰かのお役に立てるといいですね
ところが、「エッセイブログhttps://koganenoizumi.muragon.com」は、そうは行きません。
・いいね！を押すことや、
・たくさんのブログを読んだり、
・自分のブログが思わぬ方向に行っていないか
書いた日は、気が休まらないのも事実です。
何度も開いてしまいます（笑）
いいね！が多ければ、嬉しい。
少なかったり、ディスられてれば、しゅんとなる。
生きている実感を失ってしまい、充足感を失い、自信がなくなり、私たちは、自分で幸せかどうか決められなくなってしまいました。周囲にどう思われているかが重要になってしまいました。
（同上）
自分がどう思うかよりも、他人がどう思うかに重きを置いている。
もしも、自分ってダメだな〜と思う理由が、SNSなどスマホの情報から感じられたものなら、一度、「りんご」と距離を置いてみると良いんだと教わりました。
見えない相手からの言葉だと深刻に受け止めてしまうのに、
（同上）
直接目の前で言われる言葉を許容できるのは、言葉の周りにも無数の情報があるからではないか
ほんと、そうですよね！
何も知らない人に言われたことは、
そこに愛はないかも・・
もしも、SNSやブログで傷つけられたら、まずは、
「りんご」は自体は悪くないけど、悪気なく伝えてしまう可能性があることを理解しましょう。
りんごさんと離れるには、自分のちょっとの決心と行動力があればOK！
『糸（スマホで繋がっている）の切れた凧』のように、出かけてみませんか？
りんごさんにお留守番を頼んで・・・
旅をするときは、
スマホを持たないことを
関係各所に伝えておく
ことを忘れないで
う〜面倒ですね
がんじがらめに繋がっている
ような気がする・・
まとめ
自分のことを知らない、見ず知らずの人の愛のない言葉は、気にしなくていい
良いことも悪いことも何でも伝えてしまうスマホ。時には距離を置いて旅してみよう・・想像でも！
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