老人の自慢話「老害の壁」で考える

和田秀樹

なんでも老害で片付ける世の中に物申す

老害じゃない、持って生まれた性格なのだ

こがねの
こがねの

こんにちは

今日の本はこちらです

今日の本

和田秀樹 著 老害の壁

高齢者の行動を
なんでも老害と言ってのける
社会に物申します

それ、老人だから起きたことのなの?

自動車に乗れば、危ない!免許返納すべきだ!

ちょっと怒れば「だから老人は・・」と言う世の中。

まあ、そう思ってしまうこと
ありますよね。
だって報道で言っているもの・・

しかし、それは、老人だからではなく、その人ならではの性格。

シニア全員に当てはまることでもないと著者は言います。

確かに老いも若きも
暴走運転するし、
怒鳴りますよね

その思い込み、反省です

実際、シニアの場合、高血圧だなんだと多くの薬を処方されており、その副作用による可能性も無きにしも非ずとか。

議論するべきところは、そこかもしれませんね。

なるほど!
聞いてみないと
わからないものです

一方、老害だと言われたくなくて、自分の意見を言えずに我慢している方も多いとか。

子供世代が老害だからと、勝手に行動範囲を狭くさせ、

親世代の生きる力まで奪っているのかもしれませんね。

安易に老害だと一括りにしないよう気をつけたいと思います。

そして、老人の事故、1つとっても、報道に踊らされないようにしたいものです。

それは、間違いなく老害です

さて、この本の中に面白い一文がありました。

そもそも、昔の自慢話ばかりするのは「今は自慢すべきことがない」ということの裏返しです。そんな大昔の自慢話を聞かされて楽しい人はいません。

(気にした方がいい老害もある)

自慢話ばかりする人は、老害だとさすがの著者もはっきり言います。

「昔はワルだった」
もそうよね。
あ〜恥ずかしい!

このセリフ、自分で「今は大したことないけど」と、前置きを言っているようなもの。

ま、老いも若きも
この程度の自慢話
誰もが言いますが・・(笑)

過去の栄光や正論ばかり振りかざすより、ちょっとユニークなことが語れる人になれと著者は言っています。

確かにそういう人の方が一緒にいて、楽しいですよね。

他人のこと非難するより、まずは自分。

とにかく人のことを「害」だなんて言う人にならないよう心したいと思います。

本について

本のデータ

著者 和田秀樹  出版社 エクスナレッジ
発行日 2022年11月17日

本書では、この「老害の壁」を打ち破って人生100年時代を
楽しく、健康に、いきいきと過ごすヒントをまとめました。
老害と言われることを恐れずに自信をもって過ごせば、
人生でいちばん幸福な、最高の老後が待っています。

(エクスナレッジ 公式サイトより 一部抜粋)

他人の目を気にせず
行動することが大事
だと教えてくれる1冊です

老害と言われるのを気にして
動かないことが老いのスピードを
早めることになるそう

この本、とにかく著者の語気の強さにその悔しさが伝わります。

それだけにシニアの置かれている状況を知ることができました。

おすすめの1冊です。

X-Knowledge | 老害の壁
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