冬森 灯著『うしろむき夕食店』を読んで、過去を振り返ることについて考えた

冬森灯

どうしても前向きになれない時があります

こがねの
こがねの

こんにちは
今日の本は、こちらです

今日の本

冬森 灯 著『うしろむき夕食店』
<一の皿 願いととのうエビフライ>より

いずみくん
いずみくん

過去を振り返ることありますか?

そんな時は、後ろを振り返って、過去の成功体験や応援してくれた人を思い出してみて

<今日のことば>

時間は前にしか進まない。
だけど、うしろを振り返れば、それまで辿ってきた、そのひとにしか歩めない日々が連なる。そこで得たやさしさや、あたたかさの中に、明日へ踏みだす一歩へのヒントが、詰まっているのかもしれない。

(一の皿 願いととのうエビフライ)

なかなか一筋縄では、たどり着けない料理店です

こちらは、元芸者の志満さんと孫の希乃香さんが切り盛りしています

また、料理店?

そうなんです
私自身、疲れている
のでしょうか😆

でも、このお話、挫けそうな時に、お守りになるような、優しい言葉がたくさん詰まっていますよ

ぜひ、読んでみてくださいね

さて、この<今日のことば>もその1つです

誰かを励ましたり、逆に自分が励まされる時、こんな言葉じゃないですか?

前だけを向いて進もう!』って

確かに、過去を振り返って懐かしんでいる場合ではありません

でも、著者は、登場人物たちの口を借りて、こう言います

うしろを振り向いてみるんです

なぜなら、そこには、頑張った日の自分や、自分を応援してくれた人たちがいるから

「今まで、頑張って、続いたものなんて、ないよ・・」

朝、早起きして、夏休みのラジオ体操へ行ったとか

受験勉強頑張ったとか

面倒な人も対処できたとか・・

成功体験は誰にでも、あるんじゃないかしら?

過去に頑張ったり、乗り越えられた自分だからこそ

今の辛い気持ちもきっと乗り越えられるはずだと、言います

確かに!自信になりますよね、過去の自分の成功体験

皆さんもぜひ、辛い時は、過去を振り返ってみてはいかがでしょう?

ただ、前を向くために、振り返る・

きっと、自分応援団の優しい面々が思い出されるはず・・

心強いですね

そして、それが、一歩、踏み出す力になるといいですね

私も辛い時、そうしてみます

感想(読書メーター)

著者の本って、料理の描写が最高ですね。お出汁であそこまで書けない!『うしろむき』って、後ろ向きの気持ちが前向きになって帰るという意味だけど、実は、後ろを向いて見ることも悪いことじゃないと気付かされました。過去の頑張った自分の姿もきっと、力になってくれるって

本について

本のデータ

著 者 冬森 灯
出版社 ポプラ社
発行日 2021年2月15日

二階建てのレトロな洋館に、ステンドグラスの嵌め込まれた観音開きの扉。ドアの両側には二つずつ背の高い格子窓。そこから見える満月のような照明と、おいしそうな香りが漂ってきたら間違いなし。そこが「うしろむき夕食店」だ。
“うしろむき”なんて名前だけど、出てくる料理とお酒は絶品揃い。きりりと白髪をまとめた女将の志満さんと、不幸体質の希乃香さんが元気に迎えてくれる。
お店の名物は「料理おみくじ」。
今宵の食事も人生も。いろいろ迷ってしまうお客さんに、意外な出会いを与えてくれると評判だが――。

(ポプラ社 公式サイトより)

お料理の描写、最高です
登場人物がいい人ばかりで・・
それも最高です

いい人同士がどんどん繋がって・・
良い人は良い人や場所に行き着くのね
私もあやかりたい!

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