子育て終了した女性がイラつく家事問題・・母と娘見えているものが違うから
公開日 2022年9月10日
更新日 2023年1月29日
どんな本なの?
著者は脳科学・人工知能(AI)のエンジニアです。
『女女問題』じょじょ問題と読みます。
女性同士の関係性について書かれています。
比べる・マウントする・愚痴っぽい・・イラつく女性への7つの対処法。
「女性脳」と「女の友情」を“システム解析”してみようというのが、この本のテーマである。
(はじめに)
どんな相手に対して、女性はイラッとするのでしょう。
①自分より美しい相手 ②自分よりも劣っている相手 ③何かとマウントしてくる相手 ④感謝しない相手 ⑤価値観の違う相手 ⑥使えない相手 ⑦愚痴を繰り返す相手
いますよね・・・
一人ずつ、思い浮かんだりして(笑)
人間関係でイラつく理由は、実は脳に組み込まれた本能的なものだそうです。
そう思うと、人を嫌う自分も愛おしく感じるかもしれません。
ただ、
女は、ときにイラつく側になり、ときにイラつかれる側になる。(中略)相手によって「優秀な側」になったり、「劣った側」になったりする。
(第3章 「イラつく女」のトリセツ)
要は、比較の問題なのね
そう、1人の人間が
どちらの立場にもなるということ
両方の立場から読んでみたら面白いかも・・
さて、今日は、「その4 感謝しない相手にイラつく」から、50代以降の主婦に起こる家族(女女問題なので、特に娘!)へのイラつきについて考えてみたいと思います。
母の娘へのイラつきの原因は、感謝の念の足りなさ?
なぜ、何もしてくれない家族に腹が立つのか
ご飯作って、掃除して、町内会に・・と、毎日忙しい主婦。
「ありがとう」ぐらいどうして言えないのかなぁと思う日々。
たまにやってくれても
手伝ってあげた・・
と大きな顔されてもね。
なぜ感謝されないのか?
それは、家族と見えているものが違うからと著者は言います。
どうやら、50歳を過ぎると、「とっさに感知するものの数」が増えるそうです。
新しいものを取り入れる速度は遅くなるが、過去に経験したことがある認知は、めちゃ早い。単位時間に気づけることの数も半端なく多い。ーそれが、50代以降の脳の特徴なのである。
(年を取ると勘が働くようになる)
例えば
・シャンプーが足りないから補充する
・水垢があるから拭いておく
お風呂に入っても気づくことは、たくさん。
しかし、娘(家族)には、それらに、ほぼ見えていないそうです。
これも50代以降の脳の特徴だとはね・・
それらの見えている度
主婦が100なら、家族は20
見えてない
気づいていないから
感謝するきっかけがないだけなんですね
「ありがたい」と思うのは、自分で何もかもするようになったときというのも、
なんだか虚しくなりませんか?
「やりたいから、やっている」と思おう
どうしても、子育てのためには、母親は手を惜しまないもの。
人間に備わったものかな?
なので、子育てが終わった途端、家族に尽くす意味がわからなくなってくるのが、
50代以上の女性のイラつきの原因だそうです。
50歳を過ぎたら、自分がやりたくなくもないのに、他人のためだけに動くのには限界がある。「自分がやりたいからやる。たまさか、それを楽しんでくれる人がいたら、ラッキー」くらいに思っていればいい。
(「自分がしたいからする」へのシフト)
やりたくないことは、徹底して合理化
していいと著者は言っています。
また、周囲の感謝が足りないと感じるのは、プロになった証だとも。
主婦のプロ・・
もう誰かに、ここやってと指示されなくても、先に気づいてやってしまう。
『周りの誰よりも周りが見えているということだから』そうなるそう。
確かに仕事もそう。
上に行くほど、全体が見えてます
著者は、誇りに思っていい
と言っています。
主婦のプロ認定!わーい!
50代以上もまだまだ娘である現実
自分が年配になってくると、あ、お母さん、あれもしてくれたんだ。これもしてくれたんだとわかってくる。感謝すべきことがわからなかったら、「お母さん、いつも本当にありがとうね」と、まるっと感謝すればいい。
(ちゃんと感謝を伝えよう)
長寿の国だけあって、まだまだ50代以上といえども、娘の立場が・・
親との関係がギクシャクしている人も少なからずいるのでは?
それは、もしかしたら、親からすると、まだまだ中高年娘、20しか見えていないのかも(笑)
だから、とりあえず
感謝しよう、まるっとでもね。
私たちが娘に思うように、
親も「感謝が足りないな」って思っているのかもね
本心はどうであれ
「心配してくれてありがとう」だけ伝えてみてもいいかもしれません。
自分の娘(がいてもいなくても)が言ってくれたら、嬉しい言葉をかけてみる
これこそ老母と中高年の娘の女女問題の解決策かも・・ね!
この本から学んだこと
・主婦のプロだからこそ、細かいところに気づく。他の人は、それほど見えていない。
・50代過ぎたら、家事もやりたいことだけ楽しんでもいい。合理化目指そう
・母の小言は、自分が娘にしてもらったら嬉しいこと(感謝の言葉)を実行しよう
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