老いの不安「60歳のトリセツ」で学んで笑とばす

黒川伊保子

「人間は、楽に死ぬために、老いてるんだ」と教えてくれる1冊

本のデータ 

著者 黒川伊保子 出版社 扶桑社
発行日 2023年5月1日

どんな本なの?

累計100万部突破“トリセツ”シリーズ著者の最新作!
<老い><親子><夫婦><孫><友人><職場>
いろんな「気になる」をぜ~んぶ捨てて自分史上最高の人生がスタート!
60歳は新しい人生の“新人”!
64歳の脳科学者が伝えたい脳の秘密

(扶桑社 公式サイトより)
いずみくん
いずみくん

人の脳は56歳で成熟期を迎えます
人間の機微が手に取るようにわかる
ようになる
んだそうです

こがねの
こがねの

60代は『実はとても輝かしい
10年
なのである。ほんとよ』
ですって!

現在64歳になる著者が脳科学自身の体験を通して、『老い』を考えます。

いずみくん
いずみくん

著者も色々できなくなることに
不安を覚え
て、色々な先生に
相談して考えていきました

こがねの
こがねの

包み隠さず、尚かつポジティブ
老いが怖く無くなる
ありがたい1冊です

そして、人間ってうまくできているなぁと感心します

年齢を重ねてくると、できないことや億劫に感じてしまうことに、若干の寂しさを感じます。

でも、それも成長の証だと。

今日は、少しだけ、老いの不安の種

いや、その成長の証、見ていきましょう

こがねの
こがねの

老いていく過程で
びっくりするあれこれ・・
これも脳の仕事なんですって

老いて、できなくなる不安について脳科学の観点から学んでみよう

なぜ人は老いるのか

こがねの
こがねの

若い時の身体は、いつの間に
どこに行っちゃったんでしょう?
と、思いません?

これから、先、ゆっくりと身体能力は下っていきます

でも、それは悲しむことでも、逆らうことでもないと著者は言います

なぜなら、若く、生きる気満々の細胞と神経系で死んでいくことは、かなり苦しいことだからだ。

(第2章 「ボケを気にする」を捨てる)

つまり、すべては、痛まず、苦しまずに次の世界へ行くためのプロセス

老い」は、死を楽にするために、脳が与えてくれたプレゼント

どうやら、脳は、生まれる前から、この地球で遊ぶ期間を決めているようだと著者は言います。

いずみくん
いずみくん

変に逆らうと、つらそうですね

歩けなくなると、行動範囲が狭くなるのも、脳が世界観を小さく折りたたもうとするからだそうです。

確かに、好奇心いっぱいで歩けなかったら、それは辛い

こがねの
こがねの

できなくなることって
脳の働きだったのですね

老いを感じるのは辛いですが、これも正常に脳が機能している証拠

やはり、苦しみながらの死を迎えるのは嫌ですよね。

こがねの
こがねの

受け入れましょう(笑)

あれ、今、何しようとしてたんだっけ・・・の正体

こがねの
こがねの

50代ぐらいから
しょっちゅうですよね

何か浮かんだんだけど、思い出せない・

ヤバい!物忘れ酷くなった?と、うろたえます(笑)

これって、老いだと思って、がっかりする人が多いけれど、実は、「回りすぎる脳を休ませるブレーキ」の可能性が高い

(同上)
こがねの
こがねの

ホッ

56歳が脳の成熟期のピークと著者は言いますが、60代はその絶頂期なんだとか。

とにかくよく気づくそうです。

若者の一挙手一投足が気になりませんか?

「もっと効率よくやればいいのに・・」

「どうして、気づかないのかな・・」

まさに60代は、この気づく能力が最高潮な証拠なんだそうです。

しかし、あれもこれも気づいていると、いつの間にかキャパオーバーに。

私がコマネズミのように動いてもなお、こなしきれない気づきを、脳が止めてくれたんだなぁと。

(同上)

あれ、何するんだっけ?

と、口から出たときは、お休みした方がいいという合図です。

こがねの
こがねの

あ〜よかった物忘れ
じゃなかったんんですね
安心して休みましょう!

この世の中を十分楽しんで、さよならするために今からできること

とにかく体力維持が大事であること

内臓が丈夫なうちに、先に体力が落ちると、人の世話になる時間が長くなる

(同上)
こがねの
こがねの

う〜んそれは避けたい!

そのためには、『身体を動かす、何か好きなこと』があることだそうです。

具体的には、ぜひ本で!

こがねの
こがねの

1日でも長く、
自力で歩きましょう。
お互いに・・

まとめ

身体が老いていくのは、楽に死を迎えるための進化

「あれ?今、何しようとしてたんだっけ」は、キャパオーバーへの警鐘

脳が最後までこの世を楽しめるようサポートしてくれているから、安心して楽しもう!

60歳のトリセツ|書籍詳細|扶桑社

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