「人生の勝算」 前田裕二

自分を磨く

人生の勝算 (幻冬舎文庫) [ 前田裕二 ]

価格:550円
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感想(6件)

いくつになっても成功はできる。ただしお人柄が良ければね。

どんな本なの?

著者は1987年生まれ。多くの企業を渡り歩く。
仮想ライブ空間のSHOWROOM(株)取締役社長(本執筆時)

家庭の事情で、早くから、ビジネスの世界に。
小学生から路上で歌っていたというから驚きます。
さらにその手腕と言ったら、大人顔負けです。

そんな筆者が書いた本。
百戦錬磨のビジネスのヒントがたくさん潜んでいます。

この本を通じて伝えたいことは三つです。絆の大切さ努力の大切さ、そして人生という壮大な航海において「コンパス」を持つことの大切さです。

(同上)
・ビジネスに興味がある方
・ショービジネスやアイドルに興味がある方
・主婦(夫)の仕事にビジネス視点を入れて改善したい方

伝えたい三つのことを踏まえながら、読んでいきたいと思います。

この本を読んで「おー」って思った3つの言葉

1.「ヒト対ヒト」の関係性はスナックのママに学ぼう。そして家庭で生かそう!

絆を醸成するには、モノを一方的にぶつけるのではなく、他者への想像力と思いやりを持って「ヒト対ヒト」の関係性を築くことに意識を集中させなければなりません。

(同上)

この中で、どうしてスナックは潰れないか検証しています。

スナックは、たまにママお手製のお料理(モノ)が自慢の店もありますが、
乾き物と、うっすいお酒でも繁盛していると言います。
明らかにモノを期待してきているお客さんはいません。

そう、ママのお人柄が売り。
つまり「ヒト対ヒト」が成り立ちます。

大したモノがなくてもビジネスは成り立つ
人柄だけでもビジネスは成り立つということですね。


お客さんより器が大きくなければなりません。なかなか大変です。

家庭でも今日はご飯が・・・だなというとき、発動したい技ですね(笑)

2.諦めないで!あなたを陰で応援してくれている人がいるから・・

正しい努力が必ず報われる。(中略)
頑張った人にはファンがつく。見た目の可愛さや若さ、先天性を乗り越えて、頑張れば報われる世界がここに確かに存在しています。

(同上)

経営するSHOWROOMにも、
ちづるさんという50歳のアイドルがいらっしゃるそうです。
それもかなりの人気者だとか。

ちづるさんは、お人柄はもちろん、かなりの努力家だとか。
50歳でアイドル・・・そう思います。

でも、ファンって、アイドルだけのものではありません。

お店の(いくつになっても)看板娘をはじめ、カリスマ主婦など、
魅力的な人なら、知らず知らずのうちにファンがついてきます。

うちわを持って応援してくれなくても
「あの人いいよね・・」って陰で言ってくれた人も歴としたファン。

どうせ私なんか・・って諦めないで!
精一杯やってれば、きっとファンがつく。


報われる世界へ・・もうちょっと頑張ってみようと思えた言葉です。

3.コンパスは見ることができない未来をさしている

死んだ後も、世界の人たちに幸せや付加価値を提供し続けられる、影響を与え続けられる何かを生み出すことに、エネルギーを投じたい。

(同上)

死んだ後のことまで考えている著者。
素敵です。
だって、名声はあるかも知れないけど、
その利益は絶対自分では使えません。


それでも未来の良き世界を作る仕組みを作りたい・・
そういう発想を持たなければいけないなと思いました。

でも、考えてみたら、
子ども(我が子じゃなくてもね)を育てること自体、未来。

どんな仕事も良き未来に繋がっている。
意識していようと、いまいと、誰もが未来を見据えて生きています
いいですよね!

そんな素敵なことに気付かされた一文です。

この本を読んで学んだこと <まとめ>

・スナックのママの手法は、手抜き家事の時に。人柄は手の込んだ料理を超える・・はず
・いくつになってもファンはできる。楽しく自己研鑽している人を周りは放っておかない
・良き未来になるよう、何か仕掛けよう。自分の利益にならなくてもできる人は最高のお人柄

ではまたね!

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