リタイア後の生活の不安が限りなく0に近くなる
競争社会 勇気を出して、1度立ち止まってみた著者
著者は、韓国のイラストレーターで作家のハ・ワンさん。男性です。
少しでも稼ぎたいと、会社勤務のダブルワーカーだった著者。
ある日『こんなに一生懸命生きているのに、自分の人生はなんでこうにもさえないんだ』と、
40歳目前、何のプランもないまま会社を辞めてしまいます。
あらま、思い切ったわねぇ
人生100年時代。
『一度くらいは思いのままに』
生きてみるのも悪くないわね。
その日から数年間の『頑張らない人生』という人生を賭けた実験(?)記録エッセイです。
誰でもいずれやってくる、リタイア後の生活。
一足先に始めた先輩の言葉、ゆるくて心優しい文章でイキイキと綴られています。
必死に生きないと決めた男が始めたことは私たちのリタイア後の生き方の手本
勝ち負けにこだわらない
「一生懸命」やっても、誰かと比較して負けた気分になってしまう著者。
一体、何のために必死で頑張っているのか考えます。
誰が一番お金を稼ぐでしょうか大会?
誰が最初に家を買うでしょうか大会?
誰が一番出世するでしょうか大会?
(こうなりたくて、頑張ってきたわけじゃない)
他にも子どもの学歴とかね
そして、世界でどのあたりに、位置しているんでしょう?
そして、文字にすると、全て滑稽ですね(笑)
こんなことに一生懸命になってたの?
さらに、著者こんなことも言っています。
最も簡単に、早く、自分を不幸にする方法を探すなら「他人との比較」をおすすめする。これはかなりの確率で不幸になれる方法だ。
信じられないなら、今すぐ自分よりも稼ぎのいい誰かさんや、容姿端麗な友人、芸能人などを思い浮かべてみよう。そして自分の人生をそっと横に並べてみる。
(あやうく一生懸命生きるところだった)
確かに、誰かと比べると、秒で不幸になるわ(笑)
負けるのが嫌で、今まで頑張っていたんだなぁと気付かされます。
人生の大半、心を乱すことに使っているのかもしれません。
なんと勿体無いこと!
著者は一度離れたお陰で、ライバル視してくる人が減り、楽になったそうです。
さて、皆さんはどうですか?
定年後の生活、会社でのライバルは確実にいなくなります。
それを気楽だと思いますか?
寂しいから、新たなステージでまたライバル作りますか?
お金と仕事
さて、1年経った頃。お金も確実に減りました。
その間も、気の向くまま暮らし、気の向く(イラストの)仕事だけして、「一生懸命生きない」生活を続けてきました。
どんな生活でもお金はかかりますよね。
著者もお金からは完全に自由にはなれないと
言っているわ
再びお金を稼がざるを得なくなった著者。
しかし、以前とは考えが大きく変わりました。
以前は、未来のために我慢してお金を稼いでいた。
「お金を稼ぐ」イコール「我慢して耐える」だったが、今は、現在の自由と喜びを維持するためにお金を稼ぐ。我慢するのではなく、喜びを少し味わうための能動的な行動だ。今の生活が維持できるくらいに稼げればいいので、多くを稼ぐ必要はない。よりつつましい暮らしでもよければ、仕事をもっと軽くすることもできる。(中略)
よくわからない未来のためじゃなく、現在の自由のために稼ぐ。
(生きていくって、たいしたことじゃない)
将来、豊かな生活を送るために
今、我慢して働く。
でも、その豊かな生活は保障されているのかしら?
著者は、人間、いつまで経っても
満足しないものだから、一生自由を知らなまま、我慢して働いて、
老いて死んでいく可能性もあると言っているわ
だったら、今から楽しまなきゃね!
お金は必要な分だけ働ける手立てが
ある著者の生き方も羨ましい!
必要な分だけとなれば、働き方の幅も広がりそうです。
仕事に関してもこんな言葉が・・
一つ明らかなことは、永遠に会社に通い続ける人なんていないということだ。
いつかはみんな退職する。僕はほんの少し早く会社員を辞めただけ。
そう考えると、気持ちもいくらか軽くなる。
(生きていくって、たいしたことじゃない)
ほんとだ・・必要な考え方かも!
会社にしがみついててもいつかは辞めるのよね
会社を辞めるということ。
ある程度の貯金は必要なようですが、
まずはそれを楽しめるメンタルと少しのお金を稼ぐ手立てが必要かもしれません。
他にもリタイア後の幸せな考え方がたくさんあります。是非、本で楽しんでみてくださいね。
この本から学んだこと
・誰かと比較すると秒で不幸になる。実は人生、大きく勝ちもしなければ、負けもしてない。
・いつかの自由のために一生懸命働くよりも、今の自由を満喫しながら必要な分だけ働くのもあり
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