貯蓄よりもっと効果的な節約法は、医療のお世話にならないこと
公開日 2023年 3月15日
更新日 2023年11月14日
どんな本なの?
本について
本書では、自身の経験と詳細なデータをもとに、人気経済ジャーナリストが「病気になると損」「健康は得」の根拠と対策を明かす。一般的な節約だけでは、円安・物価高を乗り切れない! 制度とサービスを活用した 「痩せると100万円以上節約できる」方法を知り、人生後半をハッピーに生きよう。
(PHP研究所 公式サイトより一部抜粋)
タイトル、テレビのダイエット番組のようですね!
どういう意味でしょう?
副題は『「健康」は最高の節約』です。
著者にある日、突然、『坐骨神経痛』の診断が下されます。
減量をすすめられますが、その時、医師から、こんな言葉が・・
『「5キロ痩せれば、それだけ寿命が1年延びますよ。」』
そして浮かんだのが
『年金』のこと(笑)
実は、著者、70歳からの年金の繰り下げ受給するようにしてました。
当時、68歳ですから、まだ、年齢に達していないので、1円ももらえていません。
そこで、計算をしてみると・・
70歳からの年金額は月額85,000円 85,000円✖️12ヶ月=1,020,000円
1年間に、もらえる年金額は102万円となりました。
つまり、
5キロ痩せ、1年寿命が伸びたら、確実にその102万円は手に入る
このまま不摂生して
死んでしまってたら
せっかく払ったのに
もらえない102万円でした
このタイトル『5キロ痩せれば100万円』の意味は、こんな発想と計算からきていたんですね。
さて、ここから、著者の奮闘が始まります。
お金とダイエットと健康の関係性!
なかなか痩せない私のような方へ・・オススメです!
この本で学んだこと
その老後資金、増えないのは、その不摂生のせい?
メタボになると、医療費の出費が増えるため、そのぶん「貯金」ができなくなります。
(スナック菓子が家計に与える「見えない影響」)
なかなか貯まらない老後資金、老後2000万円問題、頭の痛いところです。
しかし、著者は言います。
貯まらない原因の一つが実は、本来、健康なら払わなくていい医療費です。
うっ!耳がいたい!
実際、非メタボの人とメタボの人では、医療費にこんなにも差があるそうです。
男性・・2万〜3万円/年 女性・・3万〜5万円/年 (2012年 厚生労働省の資料より)
この金額は、医療費3割負担としての計算なので、実費としたら、10〜15万円ほどでしょうか?
このお金で、旅行できそう!
メタボは医療費がかかる分、
楽しみに使うお金も減るねぇ
さらにメタボを放置すると、糖尿病の危険性があるとか。
著者は『「糖尿病+合併症4つ」で医療費は2.5倍に増える』と言っています。
合併症とは、
高血圧、脂質異常
脳卒中、心筋梗塞です
このような病気で、さまざまな薬をもらい続けていくことになると、40歳でメタボの人は、その後の約50年で、薬の自己負担額だけでも100万円〜200万円かかると言われています。(2017年9月時点での試算)
(メタボ改善が、家計費を助ける!)
医療費の他に薬代まで!
これもすごい金額ですね!
なんだか一生懸命節約しているのに、こんな形で使っているとは・・
改めてビックリです。
なんだか勿体無いですね・・・はぁ
年金をきちんともらい、医療費を減らすためにはどうしたらいいのだろう?
ズバリ、お金持ちの生活習慣を参考にしてみること!
昔は、お金持ちというと、太っているというイメージでしたが、今は逆だそうです。
実際、お金持ちの生活を見てみると
①オーガニック食品など健康的な食品を購入できる ②エクササイズを行う余裕がある
そこから導きだされる健康のコツは
自炊をし、よく歩くこと
そして、何より、ストレスを溜めないこと!
著者は、イライラして
ついスナック菓子に
手が伸びたことが
メタボの原因だったそうです
スナック菓子も毎日となれば、結構な金額です。
楽しむ程度に食べるのが、年金のためになりそうですね(笑)
体重が減った分、通帳の数字が増えている
わ〜い!
健康もお金に換算してみたら、
ちょっと歯止めが効くかも
そんなことを学んだ1冊でした
まだ他にも保険料のことなど、体重とお金に関する情報が満載です。
ぜひ、本、開いてみてくださいね!
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