貯蓄よりもっと効果的な節約法は、医療のお世話にならないこと
老後の資金が足りません。だからストレスで、ついお菓子に手が伸びます。故にメタボです。
![]() | 5キロ痩せたら100万円 「健康」は最高の節約 (PHP新書) [ 荻原 博子 ] 価格:990円 |

どんな本なの?
著者は経済ジャーナリストの荻原博子さん
副題は『「健康」は最高の節約』です。
68歳の著者は、ある日突然、腰に激痛が走りました。
病院へ駆け込むと、『坐骨神経痛』の診断が下されます。
原因は、長時間のデスクワークと太り過ぎと言われ、減量をすすめられます。
そして、この本を書くきっかけとなる一言が・・
『「5キロ痩せれば、それだけ寿命が1年延びますよ。」』
著者、70歳からの年金の繰り下げ受給するようにしてます。
たいして貰わないで死んでしまっては、もったいない。
計算をしてみると・・
70歳からの年金額は月額85,000円 85,000円✖️12ヶ月=1,020,000円
1年間に、もらえる年金は102万円。
1年寿命が延びれば、毎年102万円もらえます。

どうせなら、100万円
楽しいことに使いたいですよね

それなら、ますます
元気じゃないとね!
病院通いで使いたくないです(笑)
つまり、5キロ痩せれば、1年寿命が伸びる。
1年間の年金額は約100万円。
つまり『5キロ痩せれば100万円』の価値があるということ。

節約術で見逃してました!
具体的金額でみると
すごい節約効果ですね
さて、ここから、著者の奮闘が始まります。
健康こそが最大の節約・・そんな節約術、少しだけ見ていきましょう。
老後、そして家計を助けるお金と体のダイエット法
太っている人ほど医療費がかかるという現実
メタボになると、医療費の出費が増えるため、そのぶん「貯金」ができなくなります。
(スナック菓子が家計に与える「見えない影響」)
老後資金。
なぜ貯まらないとヤキモキしてたけど、本来、健康なら払わなくていい医療費が原因だなんて・・・
非メタボの人とメタボの人の医療費の差
非メタボの人とメタボの人では、医療費にこんなにも差があるそうです。
男性・・2万〜3万円/年
女性・・3万〜5万円/年
(2012年 厚生労働省の資料)
この金額は、医療費3割負担としての計算なので、
実費としたら、10〜15万円ほどでしょうか?

負担額は変動する可能性も・・
ちょっと怖い数字です
メタボより怖いもの
さらにメタボを放置すると、糖尿病の危険性があります。
著者は『「糖尿病+合併症4つ」で医療費は2.5倍に増える』と言っています。

高血圧、脂質異常
脳卒中や心筋梗塞も
恐ろしいわね
このような病気で、さまざまな薬をもらい続けていくことになると、40歳でメタボの人は、その後の約50年で、薬の自己負担額だけでも100万円〜200万円かかると言われています。(2017年9月時点での試算)
(メタボ改善が、家計費を助ける!)
医療費の他に薬代。
なんだか一生懸命節約しているのに、こんな形で使っているとは・・改めてビックリです。
体重が重いほど医療費が上がる
2007年時点での経済学者 古川雅一氏らの研究発表によると
BMIが30以上になると糖尿病の医療費が2.5倍に、高血圧なら医療費は1.3倍にまで上がる可能性があるそうです。
(体重が重いほど、医療費はアップ)
BMIが30といえば、平均的な男性なら体重が約20キロ増える、女性なら体重が約16キロ増える状態。

ますますメタボに
ならないように注意しなければ・・

医療費、お財布に優しくないですよね。これだけ数字でみると、
ホント痩せなきゃって思います。
メタボと食費の関係
お金持ちの方がスリムという現実
昔は、お金持ちというと、太っているというイメージでしたが、今は逆だそうです。
理由は、
①オーガニック食品など健康的な食品を購入できること
→低所得だとどうしても安価な高カロリー食品でお腹を満たすことになる。
②エクササイズを行う余裕がある
→エクササイズは、時間やお金の余裕があるからこそ。低所得だとそこまでの余裕がない。
では、どのように解決すればいいのでしょうか
まずは、自分でご飯を炊くことから始めること
コンビニ弁当や外食に頼ると、食費は3倍にまで膨れ上がります。
毎日だと栄養バランスも偏ります。

食費が減れば、体調も良くなり
医療費も減るってことですね
自炊で節約することで、貯金もでき、ちょっとした余裕もできるそうです。
余裕があれば、エクササイズをする時間もできるというもの・・
エクササイズは、とにかく歩くこと。
他にもYouTubeなどの番組を利用するのもいいそうですよ。

著者はB-lifeというYouTube番組で
ヨガをしているそうです。
私もしてます!中高年にオススメ!
ストレス食べのスナック菓子
私の場合、それほどお腹も空いていないのにスナック菓子を食べていた理由は「ストレス解消」でした。イライラした時や手持ち無沙汰の時に、お菓子を食べていると何となく気持ちが落ち着くのです。
(毎日スナック菓子を買うと、1年で5万4000円に!)
執筆活動は、脳を使うので、甘いものにとにかく手が伸びたそうです。
スナック菓子1袋 150円 150円✖️30日=4,500円 4,500円✖️12ヶ月=54,000円 ✖️家族の人数・・・・
2人家族で1日、1人1袋空けてたら、
年間10万円です。
スナック菓子に限らず、お菓子って結構お金を使っているものですね。

金額がそれほど
大きくないので、
気にしてませんでした。

お金も失った上で
健康も失いかけてたなんてね。
きちんとコントロールして、
スナック菓子、食べたいものです。
著者、今は、スナック菓子とは縁を切ったそうで、減量も進んでいるそうです。
他にも著者のダイエット体験や保険料のかけ方、医療費の節約法などが書かれています。
私もそうですが、なかなか痩せなくて困っている方、この本を読んで、
一度、そのリスク、お金に換算してみるのはいかがでしょう。
まとめ
・節約してもお金が貯まらなかったのは、医療費のせいかも。まずは食事を大事にして、歩いてメタボから脱出しよう!
・合言葉は「5キロ痩せたら100万円」いつまでも100万円年金受給を受けられる身体でいよう!
![]() |
5キロ痩せたら100万円 「健康」は最高の節約 (PHP新書) 新品価格 |

コメント