嫌味を言う相手の選び方。多くの人が間違っている
著者 益田ミリ 出版社 幻冬舎
発行日 2023年3月9日
どんな本なの？
買ったばかりのレモン色のエプロンをつけて自宅で踊ってみたり、文房具屋さんでたまたま見かけた紙粘土でペン立てを作ったり。バターたっぷりのトーストにハマって喫茶店に通い、クリスマスケーキの代わりにとらやのお汁粉を食べる。なんてことのない一日。でも、できればハッピーエンド寄りの一日に。かけがえのない日々を綴ったエッセイ。
（幻冬舎の公式サイトより）
２０１６年から２０２１年まで、幻冬舎plus連載されたエッセイです。
おやつはもちろん、大好きなカフェや映画、友人との食事など
何気ない日常が綴られています。
しかし、時代はコロナ禍・・・
著者も内心は穏やかでは、なかっただろうに。
こんな優しいエッセイを書いていたことに、芯の強さを感じます。
ハンドメイドが増えたのも
この時期ならではです。
お休み、何して過ごそうかな・・
という時、ぜひ開いてみてほしい１冊です。
今日は、その中から、「さよなら、わたし」から、嫌味な人について考えてみたいと思います。
人生のお手本となる人は、人に対して誠意に向き合える人がいい
お手本となる素敵な人生の先輩からの謎のメッセージ
私だ、と思った。
（同上）
いつも行く喫茶店の、わたしが一番好きな席に、わたしみたいな人が座っていたのだ。
２０歳ぐらい年上の女性。
素敵な振る舞いで、サンドイッチを食べています。
あまりにも、座り方や頬杖のつき方が著者の雰囲気に似ているので、
未来の自分に大切なメッセージを届けに来たんだと想像をはじめます。
『「明日、イヤミを言われて不愉快になるから、外出しないほうがいいわよ」』
と言うメッセージ・・・
きっと、素敵な立ち振る舞いをする女性だったのでしょうね。
著者が見ていて、いいなぁと思えるのですから。
最近、シニアの方たちの暮らしぶりを目にするようになりました。
憧れます！
元気な女性たち
若い人のお手本になる・・いくつになってもお役目はあるんだなぁと思います。
「人生を最後まで楽しむ」というお役目、全うしたいものです。
年取るのも悪くない
と、思える人に会うと元気になります
さて、このメッセージ。何を意味しているのでしょう？
嫌味を言う相手、間違えてませんか？
言い返さなさそうな人を選んで言う人
言い返せなさそうな人を選んで放ったつもりのイヤミであっても、空気を介し、周囲の人々にじんわりと伝わっているのである。そうやってこぼしていった信頼は、結集して巨岩になり、もう動かせない。その人が「未来」で失うものは一瞬の心地よさとは比較にならぬほど大きいのである。
（同上）
うん？
著者、何があった？
著者の作品を見ていると、きっと色々吐露したくなる、ほんわかした方なんだろうなと想像できます。
思わず吐露したくなるような人→こいつには何を言ってもいいだろう
と、思う人が世の中、たくさんいるようです。
特に女性の場合、このような経験、多くお持ちではないですか？
当たり前のことですが
穏やかな人でも
傷つきます
嫌味を言われたことより、「コイツなら何を言っても大丈夫」と思われたこと自体、悔しいですね。
雑に扱われたようで・・
著者の言うとおり、そういう人は、周囲からの信用を得られない。
人を雑に扱う人は、誰からも雑に扱われる人だと思います。
さっさと心の距離、
とりましょう
そうならないためには、できれば嫌味は封印がいいのかもしれませんね（笑）
でも、私も時には言いたいの。嫌味・・
とは、言ったものの、時には嫌味の一つやふたつ言いたくなるのが人間です。
聞いてもらうには・・・
やはり、人、選びますか（笑）
言いやすい人って、
包容力がある人なのかも
嫌味言われたら、
「自分、包容力あるんだ」
と、思っていいかしらん（笑）
でも、やはりここは、
互いの信頼も厚く、言い返せるほどのメンタル強い人を選びたいもの（笑）
嫌味には言い返していいんですね
嫌味には、嫌味、倍返しだ！
エスプリ効かせるのもいいかも
よく知らない相手や、
自分より、立場など弱い人相手には、決して言わないこと。
そんな矜持をしっかり持って、時には毒抜きさせてもらいましょう。
そして、いつでも好戦できる相手でいられる強靭なメンタル鍛えておきたいものです。
そういう人間関係が結べる人は、きっと誰もが憧れる素敵なシニアになれるはずです！
まとめ
・嫌味を言う相手は、多大なる信頼と言い返せるほどの強靭なメンタルとエスプリを持った人にだけ
・人を雑に扱う人は、雑に扱われる。誠意を持って人とは向き合おう
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