「４７都道府県女ひとりでいってみよう」で学ぶ　大人の一人旅

行ったことがない４７都道府県ある？これ１冊で全都道府県制覇！

どんな本なの？

日本には４７都道府県があるのに、全部行かないのはもったいないなぁ。
というわけで、ひとりで全部行ってみることにした。（中略）
月に一度の旅で、４７都道府県をまわると4年かかるが、別に急ぐこともない。

（巻頭）

2002年12月青森県からはじまり、2006年の10月東京で終わる
約4年にわたる旅の記録です。

女性１人だとちょっと不安
お金かかるんじゃない？
自動車乗れないけど・・・

そんな声が聞こえてきそうですが、

全くと言っていいほど、危険な目にあった記述はありません。

実際、使った金額はトータルで約220万円！（平均5万円程度）

そして、ほぼ公共交通機関で移動しているようです。

ちょっと金額はお高めですけど・・ホント日本って１人旅でも安心な国ですね。

で、その旅で得たものは？

・日本地図がだいたい頭に入った
・故郷トークができるようになった
・名物がわかるようになった
・テレビの旅番組が面白くなった
・一人旅への自信がついた　　　　　　　　　（あとがきより）

せっかく日本に生まれたんですもの、色んな場所見てみたいなぁと思わせてくれる作品です。

それにしても、自分のために220万円、ボーンと使う。羨ましい！

今日は、その中でもミリさんが旅の中で気づいたことを見てみたいと思います。

４７都道府県の具体的な旅の工程は是非、本で。

行ったことがある場所、そうじゃない場所・・・
ぜひ、一人旅のお供におすすめです。

大人の１人旅。弾丸ツアー、グルメ・・あえてしない旅

1日地元民になって、フツーの生活してみる。

甘味屋や定食屋のメニューをながめつつ、もしもわたしがここに生まれていたら、この店に通ったのだろうか？などと想像するのは楽しいものだ。こういう瞬間が旅の中で一番好きな気がする。

（広島県）

名所旧跡やランドマークをひたすら、ガイドブックに沿ってまわるのではなく、

地元民のように街に同化してしまうという楽しみ方。

もしも、この小学校へ通っていたら、ここで遊んでいたのかな？

こんなことを考えるのは、幾つになっても楽しいです。

地元の人に混じって、いつもと同じ生活をしてみる・・・

思わぬ違いに気づくのも旅をしてよかったと思う瞬間かもしれません。

必ずしも名物を食べなくてもいい　好きなもの食べよう

ああ、いつになったらわたしは「名物」の呪縛から解放されるのだろうか。たいして好きでもないものを「名物」というだけで食べるのはやめよう。そう誓ったはずなのに、まだ「旅なんだから、食べないといけない」ような気持ちから逃れられない。（中略）

もう本当にやめよう。旅だからと言っても、食べたくないものは食べないのだ。

（石川県）

ミリさん、海鮮が苦手なのだとか・・

最近は、高級な名物からB級グルメまで、テレビや雑誌で多く目にします。

特に中高年の場合、「その土地の物を食べるべし」呪縛、強い！

二度と食べられないかもしれないから・・
何事も経験だから・・
旅とはそういうものだから・・

一方、若い交通系YouTuberは、コンビニやスーパーのお買い得品、食べてますよね。
食にかけるより、交通手段にお金をかけたい・・

土地のもの食べなければいけない・・実は、固定観念だったかも（笑）

誰がなんと言おうと、好きなもの食べましょう。

特に１人旅なら、自由気ままに好きなもの

何を食べようが、十分、その土地を満喫してます。

中高年の旅、食への呪縛解いて、楽しもう。ミリさんの言葉に賛成です。

この本で学んだこと

・１度でも行ったことがある場所があれば、愛着も湧く。全国の出来事が身近に感じられ、思いを馳せられる

・大人の旅は、好きなものを好きなだけ食べればいい。名物にこだわらなくていい。

『47都道府県 女ひとりで行ってみよう』益田ミリ | 幻冬舎

33歳の終わりから37歳まで、毎月東京からフラッとひとり旅。...

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