老後資金貯まらない問題『となりの億り人』で学ぶ

大江英樹

中高年がお金が貯まらないのは、バブルの価値観のせいかも・・

公開日 2023年 9月29日
更新日 2023年12月13日

億り人になる人は、地位や名誉やモノよりも大事にしているものがある

こがねの
こがねの

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今日の本はこちらです

今日の本

大江英樹著 となりの億り人 サラリーマンでも「資産1億円」

いずみくん
いずみくん

今日、立ち話したあの人
実は億り人だったりして・・

1億円以上金融資産を持っている人はどんなところにいるの?

お金持ちのイメージとしては、

ブランド品を身につけ、高級車を乗り回し、家は豪邸で・・

なんてもう古い!

多くは、実に真面目で堅実でとても地味な暮らしをしているごく普通の人たちなのです。

(はじめに)

永年、証券会社勤務だった著者はこう語っています。

1億円以上の金融資産を拵えることができた人

いわゆる『億り人』は、100世帯に2〜3軒は存在しているそうです

もし、大型マンションや団地にお住まいなら、住人の中にいるかもしれませんね。

決して、都会の一等地の話ではないことに、驚かされます。

はぁ どこでそんな差が
ついたのでしょう?

億り人とそうでない人の差は、考え方の違いから

著者は、米コーネル大学の ロバート・H・フランク教授の「地位財」と「非地位財」という考え方を紹介してます。

「地位財」とは「他人との比較優位によってはじめて価値の生まれるもの」です。具体的に言えば収入社会的地位評判、そして物質で言えば住宅といったものを指します。

「非地位財」とは「他人が何を持っているかどうかとは関係なく、自分にとって、それ自体に価値があり、喜びを感じるもの」を指します。例えば、休暇自由家族への愛情友達との友情働く環境の快適さといったものが挙げられます。

(第2章 億り人の思考と行動)

つまり、見栄を張るか、張らないかの差

そして、間違いなく

億り人になる人は、自分の見栄のためにお金を使わない

耳が痛い話ですね。

特にバブルを経験してきた世代には・・・

そして、物足りなく感じるかもしれません。

しかし

自分を必要以上に大きく見せなくてもいい

自分の価値観で買うか買わないかを決める

そんな生き方ができれば、人と無闇に争わなくなります。

今よりずっと、心穏やかでいられそうな気がしませんか?

健康的かも!

老後2000万円問題 老後の生活費を貯めるには・・

そして、最大の関心事、『老後2000万円問題』も

誰かに見せることを重視しなければ、そこそこ貯められる

『億り人』までとは行かなくても、そこそこ小金持ちならいけるかもしれませんね。

まずは、その買い物、見栄で欲しいものか心から欲しいものか考える

そんなところから始めたいと学んだ1冊でした。

見栄があるから
頑張れることも・・

そんな時は『ミニマリスト』
だと名乗ってしまえば(笑)

本について

本のデータ 

著者 大江英樹 出版社 朝日新聞出版
発行日 2021年12月31日

純金融資産1億円以上を保有する層はわずかに思えるが、実際は国内で世帯主100人の内2~3人の割合で存在する。

元証券マンで3万人以上の顧客を担当した著者によると、こうした「億り人」は、その大半が相続や一攫千金で財産を得たわけではない、ごく普通のビジネスパーソンなのだという。

当事者のインタビューも交えて、一生困らない資産形成術を伝授する!

(朝日新聞出版 公式サイトより一部抜粋)
いずみくん
いずみくん

見た目がお金持ちは、
その時点、収入が多い人であって、
必ずしも資産家ではないそうです。

真の億り人を目指したい方は
ぜひ本を読んでくださいね
あ、もちろん今よりお金を増やしたい人も!

朝日新聞出版 最新刊行物:新書:となりの億り人
純金融資産1億円以上を保有する層はわずかに思えるが、実際は国...

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