早急解決を求めると挫折する。十年かけてと思えば、自然と解決に導かれる
どんな本なの?
インターネットという新しい宇宙を生きるには
五歳で読破した老子の教えを胸にインターネット空間で成長した台湾IT相。
(文藝春秋BOOKS 公式サイトより 一部抜粋)
自らの体験をもとに説くネット空間を生きる99の心構え。
副題は『AI時代の哲学』
オードリー・タンさんは、現在「台湾デジタル発展部部長」として活躍されています。
コロナ禍の頃、デジタル担当大臣として、テレビなどで目にした方も多いと思います。
それだけにコンピュータ関連は詳しく、OVER50にもわかりやすく、インターネットの楽しさや危険性を教えてくれる1冊です。
目から鱗の発想。
日本にいると思い付かない考え方
に気が楽になります
ネット社会の危機管理やAIとの共存の話は、知っておいて損がありません。
ぜひ、開いてみてくださいね。
人間関係についても答えが秀逸!
読んだ後、すごく気が楽になりました
今日はその中から気が滅入るほどの問題をどう取り組むかについて考えて見たいと思います。
人間関係の問題は、十年以上かけて様子見するつもりで
OVER50は、仕事・家族・人間関係・・解決しなきゃいけない問題が多すぎる
OVER50
解決しなければいけない問題
山積みではありませんか?
気が滅入るほどの問題。
本当に、『今日の献立』なんてかわいいもの。
親世代や子供世代のことに、自分のことや周りの人・・
ほんと、目一杯で
どれから手をつけて良いのやら
そんな時、タンさんは、こう言っています。
難しいことを急いで解決しなければ挫折は起こらない
(第5章 AIの哲学)
人は、難しいことを解決する時、短期決戦で行おうとすると挫折すると言うのです。
そういえば、何かことが起きると
「早急に」と言いますね。
どうやったら、解決できるのだろう?
しかし、何かを変えようと孤軍奮闘しても、物事はすぐには変えられない。
そこで挫折してしまうのです。
このような考え(早く解決しなくっちゃ)が出てきたときには判断を急がず、これは戦いではなく一種の創作だと思って、自分ですぐに結果を出せると期待しないようにしましょう。もしその困難と長く付き合っていく気があるなら、十年の伴侶として付き合う練習を続けていけば、挫折することはないでしょう。
(同上)
急いで解決しなくていい。焦っちゃいけない。
良い方向へ進むよう、解決策を創作していくもの・・確かに芸術に似てますね。
完成したときは、物事解決したときと同じような爽快感があります。
彫刻だって絵画だって
完成までは時間がかかります
問題に悩んだら、1つ1つ丁寧に彫り進める彫刻師のイメージを思い浮かべてみる。
ちょっと面白いですね。
やっぱり問題は時が解決してくれる
そういえば、10年前にモヤモヤしてたこと覚えてますか?
覚えてません!
いつの間にか解決したのか、悩み自体が消滅したのか(笑)
今は難しいと思われることでも、十年後、二十年後には新たな解決方法ができ、私を必要とせずに解決できると考えます。
(同上)
親世代も子供世代も私も、周りの人も十年経ったら、かなり状況が変わります。
私が頑張らなくても
自然と解決しているものなんですね!
早急に型をつけなければいけないことは、その道のプロの力を借りて問題解決に取り組む。
そうでなければ、焦らず、ゆっくりと一つひとつできることをする。
何事も自分でやらねばと思わないこと。
他人の変化次第なら、待つという余裕を持つこと
それが実は一番早く、問題解決につながると言うこと。
自分の不安を少しでも減らすために、他人を急かすのは御法度!
当たり散らさず、大人の余裕を持って、事にあたりたいと学びました。
十年も必要とせずに
解決しそうですね。
果報は寝て待て!
心を激しく乱さず
十年後を楽しみにするぐらいの余裕で!
まとめ
悩み事は、自分1人で解決しようとしなくていい。
専門の人の手を借りることも考えよう。
それ以外は、時間をかけてじっくりと様子見。世の中、絶対変わるから
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