老いと病「老後に備えない生き方」で学ぶ

岸見一郎

どうせなら、カッコよく老いていく姿、見せようじゃない?

本のデータ 

著者 岸見一郎  出版社 KADOKAWA
発行日 2020年7月22日
ページ数 303ページ

どんな本なの?

本について

老後に備えない? 誰だって備えているではないか。たちまち反論されるだろう。

実のところ、直近の未来ですら何が起こるかわからない。平均寿命は伸びたけれども、それは一般的な話であって、自分がはたして後何年生きられるかはわからない。 
そうすると、これからの人生計画を立てることは必要かというより、立てられないというのが本当である。

どうすればいいのか、ギリシア哲学の専門家がアドラー心理学も駆使しながらよりよく生きる人生を考察する。

(KADOKAWA 公式サイトより一部抜粋)
いずみくん
いずみくん

中高年以上の生・老・病・死
についてです

こがねの
こがねの

両親の介護、ご自身の大病など
ご自身の経験を元に語られてます

著者の岸見一郎さんは、哲学者。

「嫌われる勇気」はベストセラーとなりました。

そちらは、どちらかといえば、若者向けでしたが、

今回は、まさしく中高年以上の方にぴったりな内容となっています。

親の介護、自分の病、親子関係、孤独、そして死・・・

1人でいる時に、ふと不安になりそうなことを、ご自身の経験を踏まえ、お話ししてくれています。

誰にも相談できないなぁという時、ぜひ、開いてみてください。

感想

Xに投稿した感想

「今日1日、何にもしなかった」 って、がっかりすることないよ。

起きて、ご飯食べて、まったりして・・

そんな1日でも、人として、間違いなく成長し、成熟しているよと、教えてくれた1冊

こがねの
こがねの

どんな日だって、
何かを得て、成長している。
私の人生では、大切な1日です

本から学んだこと

病気や老いは、悪いことと捉えるのをやめれば、生きるのが楽になる

病気や老いがマイナスと思うのはなぜ?
こがねの
こがねの

前は、簡単にできたことが
できないと、落ち込むこと
ありませんか?

病気にならないように、少しでも若くいられるように、日々、頑張る私たち

目指せ、アンチ・エイジング!

しかし、著者は、それは、病気になった人、歳をとった人が価値がないと思っている現れだと言います。

病気の時、人は「いちばん低いレベル」にいるのではない。病気をこのように見るのは、何かができることに価値があると見るからで、そうすると、健康であることがプラス、病気になって何もできないことがマイナスということになる。

(第5章 未来、変化、これから)

生産性・・何かしらの稼ぎ役に立たないと、価値がないという考え方

そんな考え方を持っていると、やがて歳を重ねた時、自分が苦しくなると言います。

こがねの
こがねの

老後が楽しめないのは、
この考え方に囚われているからかも

例えば、

『病気のお祖父さんを看病した経験が、孫の看護師になるきっかけになった』

と、なれば、寝たきりのお祖父さんが、看護師1人を生み出したのです。

それは、生産性という意味では、価値がある生き方となるのではないか?

と、著者は問います。

いずみくん
いずみくん

なるほど!
生き様を見せるのも
誰かの役に立つんだ

つまり、何をしても、していなくても、生きているだけで十分!

そこから何か学びとれる人になれることの方が重要と、著者は言います。

病も老いも単なる変化。良いも悪いもありません。

死ぬまで成長を続ける私たち。

もし、誰かにその生き様が影響を与えることができたら、最高ですね。

こがねの
こがねの

雑誌などでお見かけする
凛とした方、ステキですね

でもやっぱり、できないことが増えるのって落ち込む
こがねの
こがねの

変化とはいえ、
できないことが
増えるのは辛いです

そんな時は、誰かの手を素直に借りましょう

笑いに表現される喜びは人と人とを結びつけるからである。他者と自分が結びついていると感じられる人は、他者に協力することに喜びを感じる。協力は一方的ではなく、自分が困っている時には他者に援助を求めることができる。笑いは、深刻さから脱却することを可能にする。

(第3章 病気、老い、死から自由になる)

普段から笑い合えるような関係なら、

助けてあげたいと思うし、

気軽に助けを求められると言います。

そんな関係性を作っておけば、老いも病気も、そして、死すら、怖くないと。

いずみくん
いずみくん

確かにね
意地悪な人には
躊躇しますよね

今日からでも、笑顔で明るく人間関係は築いておきたいものですね。

こがねの
こがねの

助けてもらいたくて、
笑顔は、怖いよぉ〜
利害関係抜きで、
いい関係築きましょう

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コメント

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