凪良ゆう『流浪の月』を読んで考えたこと

凪良ゆう

他人の人生を背負う覚悟で、その投稿、UPしていますか?

こがねの
こがねの

こんにちは
今日の本はこちらです

今日の本

凪良ゆう 著  流浪の月
『三章 彼女のはなし Ⅱ』より

いずみくん
いずみくん

15年前の女児誘拐の

加害者と被害者
と世間のはなし 

感想と考えたこと

感 想

2020年の本屋大賞を受賞した作品です。

なんで今まで読まなかったのかなぁと思うほど、引き込まれた作品でした。

まず、思ったのは、今、世の中で起きている事件事故

事実を知らないのに、滅多な発言をしてはいけないこと

ましてやSNSやブログで残すなんて、絶対してはならないと強く思いました。

とにかく一度、加害者被害者になれば、ずっと付きまとってくる忌まわしい過去

例え被害者でも
容赦なしの世間の目の怖さ
この作品で知りました

そして、もし、この二人が目の前にいたら、確実に傷つけるんだろうなぁと思いました。

いたわり、気配り・・という善意の形でね。難しいものですね

登場人物たちも
そんなに酷い言葉は
かけてませんが、
被害者には届きません

とにかく、自分の心の深層に向き合わされた作品です。

素晴らしいし、出会えてよかったなと思えた1冊です。

<考えたこと> 書いたことで、他人の幸せを永遠に奪ってしまうかも。一生責任負えないなら、書かない

ニュースを見たり、聞いたりすると、感想を述べたくなりませんか?

もう、コメンテーター顔負けだったりして

でも、この言葉を読んで、少し考えてしまいました。

でも多分、事実なんてない。出来事にはそれぞれの解釈があるだけだ。

(三章 彼女のはなし Ⅱ)

同じニュースを見ていても、人それぞれ、解釈は違うんでしょうね。

そもそもニュース自体が流す方側の思いや都合が加味されています

テレビ局によって
同じ事件でも
扱いが違います

それを元に解釈してご満悦になっている・・・と、考えるとちょっと笑えますね

ま、家でテレビの前で、一人で発言している分には問題ありません(笑)

ただ、ネットにあげてしまうことで、

知りもしない人々を永年にわたって、傷つけてしまうこと

安定した生活すら奪ってしまうかもしれないこと

そんな権利はあるのかしら?

書くという行為の怖さ、改めて、身に沁みました

あくまでも自分の勝手な解釈であること

書くなら最後まで責任を取る覚悟でいること

他人を傷めつけるくせに、自分の痛みにてんで弱い

(二章 彼女のはなし Ⅰ)

きっと私もそうだから、他人を傷めないよう心して、書いていきたいなと思いました。

本について

本のデータ 

著 者 凪良ゆう
発行者 東京創元社
発行日 2019年8月30日

<あらすじ>

最初にお父さんがいなくなって、次にお母さんもいなくなって、わたしの幸福な日々は終わりを告げた。すこしずつ心が死んでいくわたしに居場所をくれたのが文だった。それがどのような結末を迎えるかも知らないままに――。だから十五年の時を経て彼と再会を果たし、わたしは再び願った。この願いを、きっと誰もが認めないだろう。周囲のひとびとの善意を打ち捨て、あるいは大切なひとさえも傷付けることになるかもしれない。それでも文、わたしはあなたのそばにいたい――。新しい人間関係への旅立ちを描き、実力派作家が遺憾なく本領を発揮した、息をのむ傑作小説。本屋大賞受賞作。

(東京創元社 公式サイトより)

事実はそう明かされることがない現実

あくまでも憶測で喋っていること

に気づかされました

最後まで読むと、
『流浪の月』の意味が
わかります

流浪の月 - 凪良ゆう|東京創元社
流浪の月 最初にお父さんがいなくなって、次にお母さんもいなくなって、わたしの幸福な日々は終わりを告げた。すこしずつ心が死んでいくわたしに居場所をくれたのが文だった。それがどのような結末を迎えるかも知らないままに――。だから十五年の時を経て彼...

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