若林正恭『表参道のセレブ犬とカバーニャの要塞の野良犬』を読んで、別れの挨拶について考えた

若林正恭

お別れする時、もう二度と会えないなら「さようなら」でいいのかな?

こがねの
こがねの

こんにちは
今日の本はこちらです

今日の本

若林正恭 著 『表参道のセレブ犬とカバーにゃ要塞の野良犬』
<オーロラ>より

いずみくん
いずみくん

第3回斎藤茂太賞受賞
名作紀行文と言われてます

二度と会えなくても、思い出したくなる相手なら「ではまた」でお別れしよう

<今日のことば>

僕は旅先でほぼ叶えられる可能性が無いであろう「ではまた」が好きだ。
僕は絶対この先ふとした時にこの人のことを思い出すだろうから、その時用の「では、また」なのだ

(オーロラ)

ではまたね!」人生の中で、何度言ったことでしょう

ブログでも使うから
相当使ってます☺️

でも、必ず、それは再会を意識していました

だけど、この<今日のことば>を読んだ時、なんて素敵なんでしょうと思いました

実際には、二度と会うことない人でも、

写真や思い出の中でまた顔が浮かんだら、

その時が再会の時ということ

ああ、永遠に別れてしまった人とも、実は再会しているんだ・・

そう考えただけで、本当に嬉しくなりました

寂しくありませんね

さて、著者、アイスランドのツアーに、1人申し込みます

イギリスから来るツアーと現地で合流するツアー

イギリス人ばかりなんだろうなと思いきや、実は、イギリス在住の日本人ばかり

かえって、入り込めず、ウジウジ・・・

しかし、みんなの気遣いから、徐々に馴染んでいきます

最終日、日本に帰る著者は、現地でお別れ

その時、交わされたのが「ではまた」でした

日本でも再会するのは難しい

イギリスなら、尚更です

現実的には、「さようなら」や「バイバイ」の方が、相応しい時の方が多いような気がします

だけど、「ではまた」で、お別れ

未来を感じるお別れ、私もしたいなと思います

ところで、旅の思い出を振り返った時、思い出すのは、

怒られた人だったり、

イマイチだったお店だったりしませんか?

たとえ、どんなに嫌な思いをしても、「もう来ない!」というより、「ではまた」

そんな別れ方なら、

今でも、まだ、あのままかな?

そんなふうにでも、遠い街に思いを馳せられそうです

そして、もちろん、実際、再訪の機会があったら、また訪ねたい!

怖いもの見たさで・・(笑)

ではまた!☺️

本の感想

オードリーの若林さんがキューバとモンゴルと、アイスランドを一人旅した記録
今いる場所に疑問や疲れを感じたら、その場所とは約180度違う環境に身を置いてみるのも良いなぁと思いました
心が動く様子がよくわかる描写、最高です
実際、一人旅は、色々考えますよね。

本について

本のデータ

著 者 若林正恭
出版社 文藝春秋
発行日 2020年10月10日

飛行機の空席は残り1席――芸人として多忙を極める著者は、5日間の夏休み、何かに背中を押されるように一人キューバへと旅立った。クラシックカーの排ガス、革命、ヘミングウェイ、青いカリブ海……「日本と逆のシステム」の国の風景と、そこに生きる人々との交流に心ほぐされた頃、隠された旅の目的が明らかに――落涙必至のベストセラー紀行文。特別書下ろし3編「モンゴル」「アイスランド」「コロナ後の東京」収録。解説・Creepy Nuts DJ松永

(文藝春秋BOOKS 公式サイトより一部抜粋)

オードリー若林さんの旅行記
人見知りで、大勢で囲む食卓から
逃げ出す姿は、共感できます

ここまで思い切ったことは
できないけど、一緒に体験させて
もらった気分味わえました

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