星野源『そして生活はつづく』を読んで、良い人生について考えた

星野源

良い人生だったね、と言われる人ってどんな人だろう?

こがねの
こがねの

こんにちは
今日の本はこちらです

今日の本

星野源 著 『そして生活はつづく』
<おじいちゃんはつづく>より

いずみくん
いずみくん

身近な人の死を
経験した著者の話

しっかり生きた人の死は、残されたものに生きる希望を与えるらしい

<今日のことば>

しっかり生きた人の死に触れるということは、こんなにも元気づけられるものなのか。私は、おじいちゃんの足に足袋を履かせながら、とても感心したのだった。

(おじいちゃんはつづく)

身近な人の死は、悲しいはずなのに、なぜかみんな笑顔の絶えないお葬式ってあります

理想ですよね

私の母方のお葬式は、大抵そう

式の最中は、もちろん涙もします

しかし、食事となると、故人との面白エピソード満載で笑顔が絶えません

知らないこともたくさんあり、びっくりするやら感心するやら・・

思わぬ発見が、私もそうなりたいなぁという気持ちにさせてくれます

つくづく出会えて良かったなぁと思います

<今日のことば>に登場するおじいちゃんも無口な人でした

著者自身もそれほど「おじいちゃん子」ではなかったと言います

でも、一人になっても立派に自立した生き方をしていた祖父

尊敬していた様子は、ひしひしと伝わって来ました

お葬式の準備中も、親戚中で、健康的なムードが流れている

それは、やはり恨みをかったり

悪口の一つや二つ言いたくなるようなことが

全くなかった証拠ではないでしょうか

粛々と毎日の生活を送る

人と接するときは、嫌なことしない

そんなことが『しっかり生きた人』につながるのだなぁと思いました

私自身、まだ時間はあるはず

楽しいお葬式になるよう、しっかり地に足をつけて生きていきたいと思います

感想(読書メーター投稿)

なんだか今を知っているから、面白い
人間、自分の将来をこうやって想像しているんだろうなぁ
子供の頃のあまり思い出したくないような思い出の数々
きっと今、苦しんでいる子供達の力になると思います

本について

本のデータ

著 者 星野源
出版社 文藝春秋
発行日 2013年1月10日

携帯電話の料金を払い忘れても、部屋が荒れ放題でも、人付き合いが苦手でも、誰にでも朝日は昇り、何があっても生活はつづいていく。ならば、そんな素晴らしくない日常を、つまらない生活をおもしろがろう! 音楽家で俳優の星野源、初めてのエッセイ集。俳優・きたろうとの文庫版特別対談「く…そして生活はつづく」も収録。

(文藝春秋 公式サイトより)

子どもの頃の思い出は
子どもたちの救いになるかも
夏休みにおすすめしたい本です

死ぬまでは、粛々と生活する
当たり前のことだけど、
忘れがち。
あれこれ考えるのやめようっと

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