さくらももこ『おんぶにだっこ』を読んで、年長者の役割について考えた

さくらももこ

昭和生まれが長生きしていく上で、できることは、なんだろう?

こがねの
こがねの

こんにちは
今日の本はこちらです

今日の本

さくらももこ 著 『おんぶにだっこ』
<家の改築より>

昭和・・人気ですよね

年長者の仕事は、年下を褒めることらしい

<今日のことば>

薪で風呂を沸かし、土間で餅つきをやっているのが日常なんて、一体どんな昔かよと思うが、昭和四十年代前半の話だ。あの頃はまだ明治生まれの人も多かったし、下手すりゃ町内に一人や二人、江戸時代生まれの人もいたかもしれない。

(家の改築)

この本、昭和40年代生まれには、実に懐かしいことばかりです

確かに、明治生まれの人、たくさんいましたよね
私の祖母もそうでした

で、随分昔の人だなぁと思っていました
確かに、江戸時代の人もいたかもしれません

そして、まだ戦争が色濃く残っていました
叱られる時は、「戦争中は〜」が枕詞でしたよね?
家でも学校でも

でもまさか、自分があの頃の明治の人たちと
同じ扱い受けるとは、思ってもみませんでした

昭和・平成・令和・・

孫世代から見たら、しっかり昔の人ですね(笑)

知人が怒ってました

「令和になったら、自分がすっごい、おばあさんのような気がしてきたわ」

でも、明治時代の祖母たちに比べたら、随分若く見えますけどね

同世代の人が、「僕は何時代まで生きられるのかな?」と言いました

元号の変わり方も昔とは違います
とんでもなく多くの元号を積み重ねていくのかもしれません(笑)

『近所に昭和生まれの人もいたかもしれない』

と、言われる日、現実味を帯びてきましたね

でも、なんかそれも面白いな〜

ちょっと目指したくなってきました

そのためには、しっかり、年長者としての役割果たさなくっちゃ

先日、さだまさしさんがテレビで言ってました

年長者の最後の役割は「いい子を褒めること」

耳が痛いです

でも、長〜い時間を生き抜くためには必要ですね

お互い頑張りましょう!


本の感想(読書メーター)

同じ時代に育った者として、懐かしく思うことがたくさんありました
昭和の小学校の指導の闇、実にうまく表現されてたなぁと感じました
ももこさんと一緒で、思い出すと胸が苦しくなりました
でも、読んでよかったです

本について

本のデータ

著 者 さくらももこ
出版社 小学館(単行本) 集英社(文庫本)
発行日 2006年11月20日/2019年5月17日

二歳になっても「あんた、いつまで飲む気だね」と言われながらも乳離れしようとせず、ニシキヘビに興奮し家にあったマムシ酒のヘビにうっとり。星が欲しくてしょうがなかった四歳は、その後あの「たまちゃん」と小学一年生の時に運命的に出会う──。人一倍ナイーブで、なぜかいつも悩んでいた幼年期。「まる子」以前のピュアな気持ちを初めて書き綴った、さくらももこの原点となる自伝エッセイ。

(集英社公式サイトより一部抜粋)

昭和の闇の部分も
しっかり書かれた作品

昭和レトロとか言うけど

今の方が便利だと思うよ

おんぶにだっこ/さくら ももこ | 集英社 ― SHUEISHA ―
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