瀬尾まいこ『君が夏を走らせる』を読んで、自分に相応しい場所について考えた

瀬尾まいこ

今いるここより、私には、もっと相応しい場所があると思います

こがねの
こがねの

こんにちは
今日の本はこちらです

今日の本

瀬尾まいこ 著 『君が夏を走らせる』

いずみくん
いずみくん

今、自分がいる場所
好きですか?

今いる場所は、自分の今までの歩み。満足できなかったら、少しだけ踏ん張ってみよう!

<今日のことば>

だけど、ここが今俺がいる場所なんだと思うと、たまらなかった。自分のことを棚に上げているのも、自分の今までの歩みがこの場所につながっているのもわかっている。

(君が夏を走らせる)

今、自分がいる場所に満足していますか?

自分には、もっと、相応しい場所があると思っていますか?

主人公の大田くんは高校2年生

不良の溜まり場のような高校に通っています

中学生の頃は、相当やんちゃだったようで、ようやく入れた高校

それが『この場所』です

でも、先輩に頼まれた1歳児のお世話のバイト

取り組むうちに、気持ちが変わっていきます

そんな大田くんの成長ぶりを描いた作品

親目線で、応援
したくなりますよ


大田くんは、小学生の頃、分数の勉強についていけなくなりました

そこが道を誤った分岐点だと思っています

確かに人生に分岐点ってありますよね

あの時、あちらを選んでたら?

な〜んて思うこと時々あります(笑)

でも、最近思います

どちらにしろ、そう大差ないと・・

選んでない方は
いつも輝いています!

あのとき、あとほんの少し踏ん張っていたら、今の俺はちがったのだろうか。

(同上)

確かに諦めずに分数に取り組んでいたら、違ったかもね

ということは、

何事もほんの少しだけは、踏ん張ってみてもいいんじゃないかな

と、思いました

上手くいけば嬉しいし

上手くいかなくても

頑張ったという記憶は、先の人生の支えになってくれそうです

『ちょっとだけ踏ん張って』みてから、諦める

そして、の方法を考える

そんなふうにして生きていきたいなと思いました

きっと、素敵な景色が待っていることでしょうね☺️

踏ん張っている人がいたら、
応援したいと思います

感想(読書メーター)

全然、飽きさせない物語で、一気読みしました。1歳の子どもでも人をたち直させる力があるんだねぇ。まだ子どもだからは言っちゃいけないね。

本について

本のデータ

著 者 瀬尾まいこ
出版社 新潮社
出版日 2020年7月10日

ろくに高校に行かず、かといって夢中になれるものもなく日々をやり過ごしていた大田のもとに、ある日先輩から一本の電話が入った。聞けば一ヵ月ほど、一歳の娘鈴香の子守をしてくれないかという。断り切れず引き受けたが、泣き止まない、ごはんを食べない、小さな鈴香に振り回される金髪少年はやがて――。きっと忘れないよ、ありがとう。二度と戻らぬ記憶に温かい涙あふれるひと夏の奮闘記。

(新潮社公式サイトより)

前作は、『あと少し、もう少し』

ですが、この作品だけ読んでも、
十分楽しいです

1歳児の子育て
懐かしく思いながら
読めるのは、大人の醍醐味!

『君が夏を走らせる』 瀬尾まいこ | 新潮社
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