吉田篤弘著『月とコーヒー』を読んで、アラカンの旅と苦境について考えた

吉田篤弘

苦境に立たされると、焦ったり、恨んだりしてしまいます

こがねの
こがねの

こんにちは

今日の本はこちらです

今日の本

吉田篤弘 著 月とコーヒー
<セーターの袖の小さな穴>より

いずみくん
いずみくん

旅に行くならどこにいきますか?

苦境は、次のステージに行く合図。どうせなら楽しんでしまいましょう

<今日のことば>

ぼくは子供のころから楽天的な人間でした。楽天的であるというのはどういうことかと云うと、苦境に陥った時に、その苦境の中に、何かしら楽しめるものを見つけるということです。

(セーターの袖の小さな穴)

苦境に陥りると、焦ったり、恨んだりしてしまいます

皆さんはどうですか?

この物語は、主人公のぼくが、リストラされたところから始まります

職を失うなんて、それこそ苦境

でも、彼は、それなら旅に出ようと考えます

行き先は

特急列車に乗って三時間位の所で、今、住んでいる街とさして変わらない街』

同じような都市で、普段と変わらない生活をしてみたい

まさしく大人の旅!
私も好きです

私も喫茶店に入って、スーパーに行って・・・

店員さんの『またお待ちしてま〜す!』の声もいいですよね
しばし、そこの住人になりきります

さて、彼、旅に出ようとしたら、セーターの袖に穴が・・・

それを着て旅行するのも変なので、3駅離れた駅の洋品店に向かいます

知っているようで、知らない3駅先のまち

何も遠くまで行かなくてもいいじゃないかと、旅行を取り止め、その街のガイドブックを作り始めました

続きは、ぜひ本で

アラカンになって、遠くに行くのも、予定を立てたり、予約をしたりがだんだん億劫になってきました

でも、旅にはいきたい!
こんな旅もありだなぁと気付かされました

意外に、自分の住んでいる市町村・・知らない場所もたくさんあります

苦境(?)に陥った時には、苦境の中に楽しみを見つける
すると、思いもかけない方向に行ったりする


つまり、苦境に立たされるのは、次のステップに行く合図とも言えますよね


そういうことか・・・焦ったり、恨んだりしている場合じゃないです

自分なりのガイドブック作る気持ちで、周りを見回してみたいと思います

そして
チャンスを掴みま〜す!

感想(読書メーター)

寝る前に読むといい小説として、オススメされる本。月もコーヒーも作者にとって、日常を繰り返していくために必要なものだという。どちらも夜によく似合う。そしてこの物語たちとも

本について

本のデータ

著 者 吉田篤弘
出版社 徳間書店
発行日 2019年2月

これは、忘れられたものと、世の中の隅の方にいる人たちのお話。
喫茶店〈ゴーゴリ〉の甘くないケーキ。世界の果てのコインランドリーに通うトカゲ男。映写技師にサンドイッチを届ける夜の配達人。トランプから抜け出してきたジョーカー。赤い林檎に囲まれて青いインクをつくる青年。三人の年老いた泥棒。空から落ちてきた天使。終わりの風景が見える眼鏡──。
人気作家が腕によりをかけて紡いだ、とっておきの24篇。

(徳間書店 公式サイトより)

寝る前に読むといい本
と紹介されました
静かな物語ばかりです

コーヒーと月が出てくる物語
シチュエーションが違うと
不思議とコーヒーの味も違ってくる
ような気がします☺️

月とコーヒー - 徳間書店
吉田篤弘 記事一覧
よしだ あつひろ 1962年 東京都出身 作家 デザイン
こがねのいずみ|note
アラカン主婦です。notoでエッセイ始めました。50代以上の...

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