群ようこ『働かないの』を読んで、真面目すぎる性格について考えてみた

群ようこ

最近、嫌なことで頭がいっぱいになります

こがねの
こがねの

こんにちは
今日の本はこちらです

今日の本

群ようこ 著 『働かないの れんげ荘物語』
<8>

いずみくん<br>
いずみくん

1ヶ月10万円で暮らす
キョウコさんの生活2巻めです

図書館で本をたくさん借りて、読み倒してみる。没頭することで、嫌なこと忘れられるかも

<今日のことば>

ろくな考えが浮かばなような本を、図書館から借りられるぎりぎりの冊数まで借りて、それを片っ端から読み倒す。疲れたらその合間に散歩に出かけるとか。散歩も一生懸命しちゃだめよ。公園でぼーっとしているのもいいかもしれないし。そして気分転換に刺繍をして、飽きたら本に戻る。期限までに読みきれなかった本があっても気にしないで返す。っていうのはどう?枠があってないようなものじゃない?

(8)

みなさんは、図書館へ行きますか?

よく利用します!

文庫化された話題の本も、図書館へ行けば、単行本が置いてあったり

また、まだ読んだことのない作家の作品を読んでみたいときは、無料でお試しできたり

もう、なんて、頼もしいんでしょう!

さて、<今日のことば>は、主人公のキョウコさんが友達のマユちゃんに言われた言葉です

とにかく、キョウコさんは、母親にスパルタに教育されていたせいか、『真面目』です

何でも真面目に考えすぎて、一歩が踏み出せません

わかります!
頑張り屋の娘の気持ち

ホント、大人になっても苦しいですよね
なんか、失敗が許されないような・・・

他人の命や、生活が脅かすものでなければ、失敗しても大丈夫なんですけどね

確かに、本を読んでいて、別世界に没頭していたら、あまりあれこれ考えないような気がします

そして、読み終えられなかった本は、諦めて、返してしまう

真面目人間としては、
勇気がいることです🙂

確かに『借りたからには、全部、読まなくちゃいけない』は思い込みだったようです

全部、読まなきゃ・・に、縛られて、かえって返すのが遅れたりして・・

読まないで返すより
迷惑だわ・・・

図書館で、強いメンタル、鍛えられるとは思いませんでした(笑)

真面目すぎるの
やめたいとき、
試してみては?

実際、キョウコさん、本を読むようになりました

すると、自分の不甲斐なさを考えなくなりました

そこで、改めて、自分が何にモヤモヤしているのか考えてみました。

普通に暮らしていれば、嫌なことなどひとつもない。なのに自分が、母親との関係を思い出したり、他人と比較したりして、気になる問題を作り出していたにすぎない。ややこしい問題を考えると頭が痛くなるくせに、勝手に自分でややこしい問題を頭の中で作り上げる。

(同上)

で、問題は起きた時に考えればいいと言う、結論に至りました

暇になると、自分で問題を作り出して、恨みつらみ思い浮かぶのかも・・・

だったら、本を読んで、楽しいことして過ごしましょう

図書館なら、いつでも、庶民の味方ですものね

図書館の新しい楽しみ方、試してみてはいかがでしょう?

本の感想(読書メーター)

前作よりも2年が経過。ちょうど東日本大震災の頃。相変わらず10万円生活に変わりはないけれど、時間を持て余し気味。他人のことに必要以上に興味を持つのは、自分の楽しみがないからという言葉。確かに若者に比べて、おばちゃんは他人のことに興味津々だね。他人が気になったら、楽しみ探そ!

本について

本のデータ

著 者 群ようこ
出版社 ハルキ出版
発行日 2013年8月18日(単行本)

こんな私に親切にしてくれてありがとう――四十八歳になったキョウコは、まだ「れんげ荘」に住んでいた。相変わらず貯金生活者で、月々十万円の生活費で暮らしている。普段は散歩に読書に刺繍、そして時々住人のクマガイさんらとおしゃべり――そんな中、「れんげ荘」にスタイル抜群の若い女性がリヤカーを引いてやってきた!悩みも色々あるけれど、おだやかに流れる時を愛おしみながら、ささやかな幸せを大切に生きる、ロングセラー「れんげ荘」待望の第二弾。

(角川春樹事務所 公式サイトより)

東日本大震災でも壊れなかった
『れんげ荘』
いつかは壊されちゃうのかな

48歳のとき、東日本大震災
つまり、1963年生まれ
ますます先が気になります!

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