葬儀に行かないという選択「上手な心の守り方」で学ぶ

枡野俊明

中高年以降の冠婚葬祭や年賀状。なかなか踏み切れない不義理

本のデータ 

著者 枡野俊明  発行所 三笠書房 
発行日 2019年3月20日

公開日 2023年4月3日
更新日 2023年5月12日

どんな本なの?

「現実」ではなく「受け止め方」を変える
――そのちょっとしたコツがある。

◎何があっても、自分を「全否定」しない
◎やっかいな人と同じ土俵に上がらない
◎人に迎合しやすい人は、傷つきやすい人

……禅が教えてくれる、「心を健やかに、穏やかに保つための秘訣

(三笠書房 公式サイトより一部抜粋)

起きたことに真正面から立ち向かっていくのも大事なことですが、

どうにもこうにも不愉快極まりないことは、

受け止め方を変えてみる・・・

本書のテーマは、「心の守り方」です。心を守るための方法はただ一つ。

それは、心を「強く」するのではなく、「柔軟に」することです。

(はじめに)

「柔軟に」とは、禅語の「柔軟心」。

状況や相手に応じて自由自在に変わっていくことを意味します。

世の中、ホント色んなことがおきますが、

全て全力でぶつかってたら、いずれ心が壊れてしまいそうですよね。

いずみくん
いずみくん

人付き合いのコツ

満載です

こがねの
こがねの

もちろん自分の内面の

問題にも!

人間も自然の一部だという著者。

自然に身をまかすように、力を入れるべきところ、抜くところ

99の項目で語られます。

いずみくん
いずみくん

1項目1分以内

隙間時間の癒しに!

こんな考え方あったんだ・・という発見あるといいですね。

今日は、『26 “惰性”の付き合いを見直す』より、

歳を重ねた時の人付き合い(葬儀や年賀状)について考えてみたいと思います。

中高年の義理の付き合い、ほどほどに

友人の医師は、お年寄りの患者さんにいつも、「年を取ったら、風邪ひくな。転ぶな。義理を欠け」といっているそうです。(中略)
よくよく話を聞くと、たとえば「近所にご不幸があって、体調が悪いのにお通夜に出かけて転んだ」など、“義理がらみの事故”が多いとか。

(26“惰性”のつき合いを見直す)

お世話になった人、人生の大半を一緒に過ごした仲間・・

最後にお別れを言いたい気持ちはやまやまです。

こがねの
こがねの

実際、お葬式で体調崩す方

いらっしゃいますよね

老いたら何よりも自分の健康を守ることが第一』だと、著者。

儀式に駆けつけることが出来なくとも、相手を思う気持ちはいくらでも伝えようがあります。

(同上)
いずみくん
いずみくん

住職さんが言うのだから、

『行かない』と言う選択

をしても大丈夫!

こがねの
こがねの

ご家族にも

きっと伝わりますよね

もちろん、体調が良ければ伺えばいい。

年を重ねたら、無理せず、時に義理を欠いてもいいということ学びました。

逆の立場として、「相手も義理を欠いてもいい」と認めなければいけませんね(笑)

いずみくん
いずみくん

「あんなに世話してやったのに

来ないなんて・・・」

って言わないことですね

こがねの
こがねの

つい言っちゃいそう(笑)

だからこそ、著者が言うように、相手を思う気持ちはきちんと伝える

それこそ、大人。

義理は欠いても心配りは忘れずにいたいものです。

いずみくん
いずみくん

年賀状も同じだと

著者は言ってます。

こがねの
こがねの

まず、自分の心身を優先させましょう。

やめる時は誠意を持って。

もちろん、他人にも優しく、寛容に!

まとめ

・体調が悪い時は、堂々と不義理を。心のこもったフォローは忘れずに

・仲間の不義理にも寛容になろう

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