どうせなら、カッコよく老いていく姿、見せようじゃない?
どんな本なの?
本について
老後に備えない? 誰だって備えているではないか。たちまち反論されるだろう。
(KADOKAWA 公式サイトより一部抜粋)
実のところ、直近の未来ですら何が起こるかわからない。平均寿命は伸びたけれども、それは一般的な話であって、自分がはたして後何年生きられるかはわからない。
そうすると、これからの人生計画を立てることは必要かというより、立てられないというのが本当である。
どうすればいいのか、ギリシア哲学の専門家がアドラー心理学も駆使しながらよりよく生きる人生を考察する。
中高年以上の生・老・病・死
についてです
両親の介護、ご自身の大病など
ご自身の経験を元に語られてます
著者の岸見一郎さんは、哲学者。
「嫌われる勇気」はベストセラーとなりました。
そちらは、どちらかといえば、若者向けでしたが、
今回は、まさしく中高年以上の方にぴったりな内容となっています。
親の介護、自分の病、親子関係、孤独、そして死・・・
1人でいる時に、ふと不安になりそうなことを、ご自身の経験を踏まえ、お話ししてくれています。
誰にも相談できないなぁという時、ぜひ、開いてみてください。
感想
「今日1日、何にもしなかった」 って、がっかりすることないよ。
起きて、ご飯食べて、まったりして・・
そんな1日でも、人として、間違いなく成長し、成熟しているよと、教えてくれた1冊
どんな日だって、
何かを得て、成長している。
私の人生では、大切な1日です
本から学んだこと
病気や老いは、悪いことと捉えるのをやめれば、生きるのが楽になる
病気や老いがマイナスと思うのはなぜ?
前は、簡単にできたことが
できないと、落ち込むこと
ありませんか?
病気にならないように、少しでも若くいられるように、日々、頑張る私たち
目指せ、アンチ・エイジング!
しかし、著者は、それは、病気になった人、歳をとった人が価値がないと思っている現れだと言います。
病気の時、人は「いちばん低いレベル」にいるのではない。病気をこのように見るのは、何かができることに価値があると見るからで、そうすると、健康であることがプラス、病気になって何もできないことがマイナスということになる。
(第5章 未来、変化、これから)
生産性・・何かしらの稼ぎや役に立たないと、価値がないという考え方
そんな考え方を持っていると、やがて歳を重ねた時、自分が苦しくなると言います。
老後が楽しめないのは、
この考え方に囚われているからかも
例えば、
『病気のお祖父さんを看病した経験が、孫の看護師になるきっかけになった』
と、なれば、寝たきりのお祖父さんが、看護師1人を生み出したのです。
それは、生産性という意味では、価値がある生き方となるのではないか?
と、著者は問います。
なるほど!
生き様を見せるのも
誰かの役に立つんだ
つまり、何をしても、していなくても、生きているだけで十分!
そこから何か学びとれる人になれることの方が重要と、著者は言います。
病も老いも単なる変化。良いも悪いもありません。
死ぬまで成長を続ける私たち。
もし、誰かにその生き様が影響を与えることができたら、最高ですね。
雑誌などでお見かけする
凛とした方、ステキですね
でもやっぱり、できないことが増えるのって落ち込む
変化とはいえ、
できないことが
増えるのは辛いです
そんな時は、誰かの手を素直に借りましょう
笑いに表現される喜びは人と人とを結びつけるからである。他者と自分が結びついていると感じられる人は、他者に協力することに喜びを感じる。協力は一方的ではなく、自分が困っている時には他者に援助を求めることができる。笑いは、深刻さから脱却することを可能にする。
(第3章 病気、老い、死から自由になる)
普段から笑い合えるような関係なら、
助けてあげたいと思うし、
気軽に助けを求められると言います。
そんな関係性を作っておけば、老いも病気も、そして、死すら、怖くないと。
確かにね
意地悪な人には
躊躇しますよね
今日からでも、笑顔で明るく人間関係は築いておきたいものですね。
助けてもらいたくて、
笑顔は、怖いよぉ〜
利害関係抜きで、
いい関係築きましょう
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