自分史は子どもや孫への言葉のプレゼント。正直に全て残すべき?
どんな本なの?
本について
直木賞作家・桜木紫乃のエッセイ集第2弾。昭和の流行歌をテーマにした妄想ラジオドラマや、令和に生きる人々の思いを映し出すエッセイを収録。担当編集者たちの「今だから話せる㊙暴露話」もたっぷり。
(北海道新聞通販ショップ 公式サイトより一部抜粋)
涙あり笑ありのエッセイと
昭和感満載のスナックで
繰り広げられる昭和歌謡
にまつわるお話です
あらま、アラカン世代に
ピッタリの1冊ね!
著者は1965年生まれ。
まさしくアラカン世代、ど真ん中。
情が薄いことを武器にして小説を書いているという自負がある。悲しみよりも観察を優先してきたはずだった。自分の情緒には大きな揺れはないと思ってきたのだ。
(二〇二〇年的一期一会)
な〜んて仰っているけど、
とにかく情にあつい!
目線が優しい!
ホント魅力的な作家さんです
2022年1月から6月までのエッセイ。
まだまだコロナ禍の日常。記憶に新しいところです。
同世代はどんな風に思って暮らしてきたのだろう・・友達気分でのぞいてみませんか?
感想
『楽しいのだからいいではないか 笑える日々が一番です』
下手な楽器、下手な歌、へたっぴな文章・・
いいではないか私は楽しいんだからと自分に言い聞かせました。
自分の中にある勇気や元気、引き出してくれる素敵な作品でした!
アラカン世代は、何事も下手でもいい
楽しければもう十分!
この本で学んだこと
子どもや孫に自分の人生書き残したい!自分史、何を書けばいいの?
自分史ってどうして書きたくなるのかな?
みなさ〜ん!
自分史、書いてますか?
自分史じゃなくても
ブログやSNSもそうかな
一昔前、自分史、流行りましたね。
年齢を重ねると、
・自分の経験したこと
・出会った人のこと
・自分の輝かしい功績(?)
誰かに伝えたい衝動に駆られるようです(笑)
生きてた証!
覚えていてくれたら嬉しいですよね
現在は、ブログもそのような役割を果たしているようですね。
日々の出来事や思いなど、
残してる方、多いです
でも、なんでも書いていいのかな?
作家に学ぼう、自分史に書いていいこと、悪いこと
著者『資産運用&終活フェア』の基調講演に呼ばれます。
そこで、『自分史を書きたいみなさん』へのアドバイスを求められます。
どうせ書くなら恋愛話ひとつとっても『吉永小百合か嫁にするかかなり迷った話』にしてみてはいかがでしょうか。あくまでも読者はご家族です。虚実をまぶして笑わせたあと、そっと大切な一行を。
(終活フェア)
おいおい、どこまで本当なんだよと、娘や息子に笑って泣いてもらえるのがいちばんでしょうか。
・辟易するような自慢話
・悪口
・家族が笑えないような墓場まで持って行くような話
自分と一緒に燃やしてしまいませんか。
(同上)
つまり、中高年以上が書き残すのなら
後始末する家族がクスッと笑え、時にしんみりして、この人と家族で良かったなぁと思えるもの
悪口だらけの作品は
読んでいて辛いですものね
親の人生、不幸にしちゃったかなって
そうだよね。
書いて、読み直して
これ家族が読んでどう感じるか
考えなければいけないね
せっかく、ブログやSNSを書くなら、
家族や大切な仲間に言葉のプレゼント残しませんか?
上手な文章じゃなくてもいい、『幸せな人生だった』だけ伝えられればもう十分!
悪口や悔しい思いは
紙に書いて、即、捨てちゃおう。
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