永遠の謎、「バナナはおやつかお弁当か」に終止符か・・?
バナナは何に入れて持っていくかで、おやつかお弁当かが決まる
こんにちは
ようこそいらっしゃいました
今日の本はこちらです
坂木 司 著 アンと幸福
ついに出ました
和菓子のアンちゃんの
4作目
今回も美味しい和菓子が
続々登場します
皆さん、小学生の頃、こんな質問しませんでしたか?
「先生、バナナはおやつですか?」
そういえば、先生から、きちんとした答え聞いたことありませんでした。
一体どちらなのでしょう?
「バナナはおやつですか?」は、遠足あるあるの質問
おやつの予算300円に
フルーツは入るかどうかの質問。
遠足あるあるですよね。
子供にとっては、切実よね。
お菓子買うお金、減っちゃうものね
この問い、半分、お約束であったような気がしますが・・
今でも、アラカン世代、ウケ狙いで質問する輩、いますけどね(笑)
今の子供達も質問するのかな?
今って、予算、いくらなのかな?
バナナがおやつかどうかは、入っている入れ物で決まる
さて、物語の話をいたしましょう。
お店にお母さんとやってきた、ケンタくん。
暇を持て余し、アンちゃんに聞きます。
さつまいも、バナナは、『おやつ』か『ご飯』か・・
答えに困ったアンちゃん。
ケンタくんに先生は、どう答えたのかと、尋ねます。
その答えは・・
「入れ物だって」(中略)
(秋ふかし)
「お弁当箱や、デザートの果物入れに入っていたらお弁当の一部だからおやつじゃなくて、お菓子袋に入ってたらおやつだって」
面白い答えですね。考えたこともありませんでした。
そうか、お弁当袋に入れば大丈夫なのかぁ
おやつのビニール袋に入れたらアウトなのね(笑)
昭和30年代、バナナも相当高価だったと聞きます。
バナナをお弁当にして、さらにおやつ代となれば、
親の負担はかなり重くなったはずです。
バナナは贅沢品。
おやつだと言われても納得します。
時代を感じます
今は、生産技術も輸送や交通網も向上しました。
おかげで、安価でバナナ、口にできるようになりました。
ありがたいことです。
そういえば、みかんは
おやつではなく、
普通にデザートでした。
やっぱり値段だったのかも知れないわね
改めて気付かされる日本人の食の豊かさ
物語は、その後、煮豆は?まで発展していきます。
煮豆は『箸休め』というところで落ち着きました。
確かにおやつと、甘いおかず・・
はっきりとした線引きのない食べ物、多いですよね。
しかし、これこそ、日本人の味覚の豊かさを物語っています。
改めて、この本から、食文化の豊かさに気付かされました。
そして、この年齢になっても、その答えを明確に知らないことがまだまだあること。
ホント、物知りなんて顔、してられませんね(笑)
精進!精進!
『知る前と知った後では、
見え方が違ってくる』は、
何度も出てくるセリフです
読む前と読んだ後も
同じね。
本について
資格なし。学歴なし。得意なのは食べることと笑うこと。アンちゃんが選ぶ未来は……?
(光文社 公式サイトより)
「みつ屋」以外にも目が届くようになってきた今日このごろ。別れと出会いと「なんで?」を乗り越えて、アンちゃんも新しい扉を開きます。東京デパートの食品売り場から、たくさんのはじめての場所へ……。甘酸っぱい謎と和菓子の世界が、あなたをお待ちしています。
お客様の行動や問いから
謎解き。面白いです!
娘、孫娘世代のアンちゃん
思わず応援したくなります
ホッコリ系物語、いかがですか?
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