宮島未奈『成瀬は信じた道をいく』を読んで、人に嫌われた時について考えた

宮島未奈

どうもあの人、私のことが嫌いみたいなんだけど、どうしたらいいのかな?

こがねの
こがねの

こんにちは
今日の本はこちらです

今日の本

宮島未奈 著『成瀬は信じた道をいく』
<ときめきっ子タイム>より

いずみくん
いずみくん

人に嫌われたくないなぁ
と、つい無理をしてしまいます

無理に好きになってもらおうとしなくていい。きっと、良い方向に流れて行くから

<今日の言葉>

わたしのことをよく思っていないのかもしれないが、好きになってほしいとお願いしてもしかたない。

(ときめきっ子タイム)

幼い時、自分は相手が嫌いだけれど、相手には、私のことを好きでいて欲しいと思ってました

そんなことないんだけどね

人間、いくつになっても、そういうところあるのかもしれませんね(笑)

だって私、人気者で、いたいんだもん!

<今日の言葉>は、地域の人のことを学ぶ学習『ときめきっ子タイム』の課題で、成瀬&島崎の地元お笑いコンビ『ゼゼカラ』を取り上げようと提案した、小4の北川みらいの言葉です

どんなに好意的に見えるグループの仲間たちでも、時が経つにつれ、温度差があることに気づかされます

内心は、ゼゼカラのことも、みらいちゃんのことも快く思っていなかったようです

これ、女子によくありがちな話ですよね

皆さんも、そんな経験、ありませんか?

それで、今日の言葉に行き着く
小学生ってすごいですね

私は、そういう時は、あの『嫌われる勇気』(岸見一郎著)ではありませんが、嫌われてもいいと割り切ってしまうのも一つの手かなぁと思います

好きでいてもらおうとすると、どうしても相手に合わせてしまいがちになってしまいますものね

それもつらい!

しかし、物語の中で、高校生の成瀬は、人間関係『先のことはわからない』と言います

この先・・

また、その子とも仲良くなるかもしれないし、

他にもっと心打ち解ける友が現れるかもしれない

だからあえて、関係性を自ら断ち切るようなことはしなくていいというのです

また仲良くなったり、
新しい友ができたり
そう考えるだけでも
ワクワクしてきます

つまり、嫌われているのは気持ちのいいものではないけれど、お願いしてまで一緒にいてもらわなくてもいい

だけど、関係性を、自ら断ち切るようなことはせず、何事もなかったように暮らすこと

相手に断ち切られた時は、
少し凹んで
次に進めたら良いですね

なかなかできそうもないけど・・

せめて、アラカンらしく、凛とした、たたずまいでいられたらなぁと思いました

もし、人に嫌われたら、試してみます(笑)

ま、自ら嫌われにいくこともないんですけどね

意外に相手は、そこまで
嫌いとも思ってなかった

することもあるのよね
冷静に対処いたしましょ

本の感想(読書メーター投稿)

前作からの時には無駄とも思えるものも含む極めたあれこれが、ここで花開くとは、思ってもみなかった
親の立場なら、「そんなことしていないで、勉強しなさい」なんて言ってしまいそうなのに・・
この成瀬のご両親の素晴らしさ
子育て中に読みたかった
「これ何の意味があるの?」なんてことあるけど、真剣に取り組んでみようと思う
花ひらいたら嬉しいし、開かなくてもその時間がきっといい思い出

本について

本のデータ

著 者 宮島未奈
出版社 新潮社
発行日 2024年1月24日

成瀬の人生は、今日も誰かと交差する。「ゼゼカラ」ファンの小学生、娘の受験を見守る父、近所のクレーマー主婦、観光大使になるべく育った女子大生……。個性豊かな面々が新たに成瀬あかり史に名を刻む中、幼馴染の島崎が故郷へ帰ると、成瀬が書置きを残して失踪しており……!? 読み応え、ますますパワーアップの全5篇!

(新潮社公式サイトより)

2024年本屋大賞
『成瀬は天下を取りにいく』
の第2弾です。大学生になった
成瀬。ラストにびっくりです

若者の本というなかれ
中高年シニア世代こそ、
成瀬の生き方真似したら
きっと人生楽しいはず

『成瀬は信じた道をいく』 宮島未奈 | 新潮社
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