『眠れぬ夜のご褒美』を読んで、日々生きることについて考えた

冬森灯

人生、酸っぱいことや辛いことばかりです

こがねの
こがねの

こんにちは
今日の本はこちらです

今日の本

眠れぬ夜のご褒美
冬森灯著『ひめくり小鍋』より

いずみくん
いずみくん

喜怒哀楽の味ってなんだろう?

酸っぱい、辛いがわかるから、楽しいことや嬉しいことに感謝できる

<今日のことば>

同じ材料でできた料理なのに、それぞれの小鉢と小鍋だての印象は、まるで違っていた。
カレンダーではどれも同じ一日でも、ひとによってその過ごし方、感じ方は異なり、それぞれの喜怒哀楽の味付けが施される。(中略)
限られた材料がつくる味わいは、自分次第で、どのようにも変えられる。

(ひめくり小鍋)

ジャガイモにんじん玉ねぎお肉・・・

何を思い浮かべますか?

カレー?
肉じゃが?

肉じゃがも
好きなんですけどね

子供が小さい時、この材料を並べて置いたら、肉じゃがでがっかりしたなんてことも

カレーの方が良かったみたいです(笑)

同じ材料でも、味付けで、喜んだり、がっかりしたりするものなんですね

今日のお話は、

終電を逃したすず音さんが、不思議な女性に誘われてついた先『うしみつ屋』での出来事です

材料は、主に牛肉クレソン

小鉢の注文は、今日の気分、の4品

「(小鉢の緑は)クレソンですよ。哀の小鉢は土佐酢、怒の方はラー油と豆板醤で味付けを。お口に合いましたか」

(同上)

何だか面白いお店ですよね?

喜と楽は、ぜひ、本の方でお確かめください
あと、この食堂の正体も・・

毎日は、いつもと変わらない日々なのに、自分自身の感情で良い日にも悪い日にもなってしまうこと

味付けの話になると、ホントよくわかります

じゃあ、日々、ニュートラルでいればいいじゃんという話

だけど、それじゃあまた、面白くない

日々、変化があるから、自分にとって良い塩梅がわかるということなんですね

ならば、望まぬとも、もたらされた怒と哀も堪能しなければなりませんね(笑)

次に来る
』と『
の味がわかるように!

今日、頭にきたことがあったら、ラー油の味

悲しい時には、お酢の味

思い出してみようかしら?

ちょっと意識がずれていいかもしれませんね(笑)

感想(読書メーター)

お夜食って、もう食べなくなりました。今、食べられる人は存分に楽しんでほしいなと思わざるを得ない作品集でした。 特に、友井羊さんと近藤史恵さんの作品は、どちらもラーメン。それも背徳感だけではなく、罪悪感も伴うヒヤリとする作品。いいねぇラーメン

⭐️冬森 灯さんからメッセージいただきました(一部抜粋)

毎日の違った味わいは、ご自身ががんばっている証ですよね

日々おいしく過ごしましょう~

味が違うのは、その日経験したことのあらわれか・・
今日は、どんな味がするかな♪
メッセージありがとうございました

本について

本のデータ

著 者 標野凪 冬森灯 友井羊 八木沢里志 大沼紀子 近藤史恵
出版社 ポプラ社
発行日 2024年7月5日

今日も頑張ったあなたを労わる、とっておきの「夜食」をどうぞ。
おいしいものが大好きな作家陣が、夜に織りなす極上の人間ドラマを描く、心とお腹が温かく満たされる短篇集!

僕は、背徳感と罪悪感の
ラーメンの話が好きです

食事を分かち合う
幸せがあるっていいですね

([ん]1−17)眠れぬ夜のご褒美
今日も頑張ったあなたを労わるとっておきの「夜食」をどうぞ。お...
冬森灯 記事一覧
ふゆもり とも
こがねのいずみ|note
アラカン主婦です。notoでエッセイ始めました。50代以上の...

コメント

タイトルとURLをコピーしました