伊予原新『月まで三キロ』を読んで、50歳からの人生の目標について考えた

伊予原新

人生は目標がなくてはダメですか?

こがねの
こがねの

こんにちは
今日の本はこちらです

今日の本

伊予原新 著 『月まで三キロ』
<特別掌編 新参者の富士>

いずみくん
いずみくん

29歳の二人の女性の物語

OVER50は、楽しみを増やす感覚の目標を立ててみよう

<今日のことば>

目標なんてのはね、達成できてもできなくても、人生に影響しないようなものにしときゃいいの。

(特別掌編 新参者の富士)

人生は、目標を持った方がいいと言います

だけど、50代過ぎると、目標と言ってもねぇ

強いて言えば
『健康』ぐらいかしら?」

そういえば、小学生の頃から、よく「目標、目標」って言われましたね

営業のお仕事についていた方なら、もううんざりでしょうか?

私もこの『目標』を立てるの苦手でした

うまくいった試しがありません

大抵、紆余曲折して、とんでもないところに流れていってしまったりします

それを時々、言ったことと違うと、なじられたことも(笑)

しかし、人間ですもの、やってみたら、

こっちが楽しいとか、

私には向いていないと気づくこと

って、たくさんあるんじゃないかなと思うのです

だから、<今日のことば>いいなぁと思いました

この物語の場合は、「来年、富士山の頂上目指そうね」というもの

確かに、達成できなくても、大きく人生が変わるようなものではありません

来年の楽しみ
みたいなものですね

50代になったら、このぐらいの目標

というより、楽しみをたくさん増やすぐらいがちょうどいい

若い時の『目標』に比べたら、物足りないかもしれませんけど・・

挫折して、落ち込むよりは、ずっといい

達成できれば嬉しいし、達成できなくても笑っちゃう

これも、年齢を重ねて良かったなと思える出来事ですね

また、来年の目標を考える季節がやってきます


楽しい目標に出会えますように!

感想(読書メーター)

なんか理科系なことは、ちんぷんかんぷんなんだけど、物語の向こうには、壮大な宇宙が広がっている感じがして、伊予原新さんの作品って、好きなんだよなぁ。

本について

本のデータ

著 者 伊予原新
出版社 新潮社
発行日 2021年7月1日

「この先にね、月に一番近い場所があるんですよ」。死に場所を探す男とタクシー運転手の、一夜のドラマを描く表題作。食事会の別れ際、「クリスマスまで持っていて」と渡された黒い傘。不意の出来事に、閉じた心が揺れる「星六花」。真面目な主婦が、一眼レフを手に家出した理由とは(「山を刻む」)等、ままならない人生を、月や雪が温かく照らしだす感涙の傑作六編。新田次郎文学賞他受賞。

(新潮社公式サイトより)

『月まで三キロ』
実際にある場所です
行ってみたいな〜
詳しくは本で

子育て終わった、
山愛好家だった女性の物語
身につまされます。ぜひ!

『月まで三キロ』 伊与原新 | 新潮社
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