コロナ禍だからこそ深く考えた、病気やお金や幸福について
公開日 2022年8月30日
更新日 2023年5月1日
著 者 銀色夏生 角川文庫
発行日 令和4年4月21日
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どんな本なの?
なくなることも多いけど、出てくることも多い人生
これからだ。これから、自分の世界を居心地よく作りあげることが、やっとできる。
(KADOKAWA 公式サイトより引用)
私の今の暮らしは、家と庭と畑という3種類の空間を行ったり来たり。そうしながら心の中ではさまざまなことを考えている。
同じことの繰り返しのように見えるけど、中身は毎日違う。
日々、新しいことが起こっている。それらをひとつひとつやっていこう。
もう一瞬たりとも、自分らしくない生き方をしたくない。ここで、この生き方を突き詰めたい。
2021年の8月1日から2022年の1月31日までの記録です。
ちょうどコロナ禍の真っ最中で、東京オリンピックが開催された時ですね。
家と庭と畑という空間を行ったり来たりしながら、いろんなことを深く考えたようです。

子供から手が離れたら、
一度立ち止まって、自分の
これからを考えてみるって
必要ですね
例えば考えたことはこんなこと・・・
どんなに外見が老いて、老いさらばれていっても、ゆったりとした動きや落ち着いたものごしで、スッとした印象を持つ人でありたい。そう、先々のことを考えたのでした。
(あとがき)
今回のテーマ『優雅なたたずまいの人になろう。』とは、
歯医者で治療を受け、身動きが取れなくなりながら考えたこと。
体が動かせなくなったり、人からなすがままにされた時に必要な心構えは?

老いを視野に入れながら、
今からできることを考える。
あまり考えたくないけど、
必要なことですよね。
そんな老いに向かうために必要な問いが、散りばめられた1冊。
一緒に考える機会に手に取ってみるのはいかがでしょう?
今日は、コロナ禍、誰もが1度は考えた病気やお金のことの不安について。
『9月24日』のページから考えてみたいと思います。
まだ起こってもいない事を心配するより、今できることを
悪い予測をどんなにしても、それが私に当てはまるかはわからない
他人に起こったからといって自分に起こるかはわからない。わからないことを心配してもしょうがない。何にが起こるかわからないのだから、何かが実際に起こってから考えるしかない。それまでは自分でできる最善策を自分なりに考えて生きるしかない。
(9月24日)
コロナ禍では、誰もが何度も感染の恐怖や命のことを考えたのではないでしょうか?

僕は、ニュースを見るたびに
数字に一喜一憂してました
著者も何度も考えたのでしょうか?
病気、ケガや事故、不運なアクシデント、思いがけない災害
のことを考えて出した結論です。
『病気になっていないのに将来病気になる心配をしたくない』
もちろん、『病気』をお金やアクシデントなどに変えても当てはまりますね。

僕もしょっちゅう
まだ起きてもないことの
心配してるかも・・・

起きてもない時点で考えたことは、
実際起きた時、予想と違ってて
役に立たないかもしれないですよね
起きてもいないことを考えるのは時間のムダ
起きてから、その時の状況に合わせて対処しても間に合う
『それまでは自分でできる、『最善策』を自分なりに考えて生きるしかない』
と著者は言います。
つまり、今は、予防できること、多少の心づもりだけで十分と言うこと

経験を積んだり
知識を蓄えておく
ことも自信になりそうですね
でも、どうやって踏ん切りをつけたらいいのでしょう?
今、困っていなければ、それで良いとしよう
でも、今、困窮はしてはいない。これでいいんだよね。
(中略)世界規模の問題をいくら心配しても自分の力ではどうしようもない。できることは自分の目の前のことを日々、着実にやっていくだけ。
(1月9日)
お兄さんとの会話です。
今、とりあえず大変な目に遭ってないないなら、それでよし。
わざわざ自ら心配事を作り上げて考えない。
日々の生活で行うことに意識を集中するだけでも、実は大変なこと。

それこそ、取り返しの
つかないことが潜んでるかも

う〜ん。確かに
物忘れもあるからねぇ
心配事考えている暇はないよねぇ
中高年、心配事に脳を明け渡してはいけないこと。
今、できることに集中する大切さをこの本から学びました。
まとめ
・病は、なってから考えればいい。医療だって進んでいるはず。でも、必要最低限の予防は怠らずに
・心配する暇があったら、日々の生活のあれこれにもっと集中しよう。
・心配する暇があったら、色々体験して、経験や知識を増やしておこう
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