年金は5万円。有意義に使えば、こんなに心身ともに豊かになれる
どんな本なの?
著者の紫苑さんは、1951年生まれ。
地方新聞社勤務を経てフリーに。
2020年から「月5万円年金生活」を実行し、ブログにアップしています。
69歳というぎりぎりの年齢。多くの人が終活をする年になってようやく、終活どころか、「生活」のためにあれこれやった(やらざるを得なかった)私のささやかな工夫の記録です。でも、その工夫はこれまでにない健康な身体と心をもたらしてくれ、新しい世界を開いてくれることになりました。まさに身体が心が変わったのです。
(同上)
食費は月1万円。百円の野菜などを利用し、自炊されています。
おかげで心身ともに健やかに・・階段もへっちゃらです。
衣服やインテリアは、
家にある洋服をリメイクされたり
100均を利用されたりして
ご自分で工夫して楽しんでいるそうです。
ただ、著者。持ち家であること。
一人暮らし。
美容費はお家にあるものを使っていたり
現在は病院通いなどはしていないそう。
住んでいる場所や家族の有無とか
それぞれ皆さん、置かれている状況は
違うはず。
どうか無理をなさらぬよう、
よそ様の生活を垣間見るとか
取り入れられそうな習慣を1つだけ見つけるとか
軽い気持ちで、ご覧になるのをおすすめします。
ゆめゆめ、比較して落ち込んだり、
食費を極端に減らしたり、病院へ行かなかったり
とストイックに真似をしないようにして下さいね。
・年金生活が気になる方 ・自分の親の何か力になりたい方 ・洋服のリメイクや100均DIYが趣味な方
では、紫苑さんの生活における矜持を見てみましょう。
この本で「おー」って思った言葉3つ
- 節約は知的行為。そして自分なりの美学を学ぶ場。
- 節約は楽しいお金の稼ぎ方
- 時には情報を遮断することも大事
1.節約は知的行為。そして自分なりの美学を学ぶ場。
少ないお金でいかに毎日の生活を充実させ、楽しくできるか、そのためにはどんな工夫をするのか。料理だけではなく、ファッションもインテリアも、つまり衣食住という、人が生きる上での基本的なことをどんなふうにやり繰りするのか。そこにその人の知性が見え隠れしているのではないかと思います。(中略)
節約とは限りあるお金をどんなふうに「遣う」かを考え抜く知的行為なんですね。
(同上)
節約とは、ティッシュや洗剤の量を減らすことではないとも言っています。
悲壮感漂ってはいけません。
やはり生活は美しくないと・・・
平成の初め、バブルが弾けた頃かしら?
節約の特集が、こぞって組まれ始めました。
お風呂のお湯を減らし、水の入ったペットボトル入れるとか
ラップは洗って再利用とか
著者の美学とは、かけ離れていますね(笑)
でも、そんな時代があったから、そんな美学が生まれたとも言えます。
個々人がトライアンドエラーを重ねて
見つけ出した節約術。
まさに知的財産です。
2.節約は楽しいお金の稼ぎ方
節約はお金を遣わない、ただ一つの、誰とも競争する必要がないのに自分の力が発揮できる、楽しい「お金の稼ぎ方」ではないでしょうか。
(同上)
若いバリバリ経営者が読んだら、笑われそうですね。
でも、その通りだと思います。
主婦(夫)の仕事は、あれこれ言われることが多いですが、
きちんとお金の管理がされているお家は、
やはり「稼いでいる」と思います。
いずれ、PTA活動や再就職された時の経済観念の素晴らしさといったら・・
凄い女性たちをたくさん見てきました。
(まだまだ専業主婦が主流の時代だったので・・)
競争しなくていいというのもいいですね。
こっそり、家で身につけたい技術。
『節約』です。
3.時には情報を遮断することも大事
グルメ番組は見ないと決めました。見ているとどうしても食べたくなる、その料理を提供するレストランに行きたくなるからです。グルメ番組だけではなく、料理ブログも見ません。(中略)
そんな「脳内イメージ」に影響されやすい私は、外から「自然に」侵入してくる情報はとにかく遮断、というわけです。
(同上)
この発想はありませんでした。
ブログにアップされた料理も、ご馳走だったらスルーとか。
私は、ブログはもちろん、YouTubeまで見てます。
どうりで、痩せられないはずです(笑)
この技、料理だけでなく、他のことにも使えそうですね。
やめなければならないことは、見ない。
なかなか難しくはありますが・・
情報を選ぶ・・・
きちんと自分なりの基準を決めることを
教えていただきました。
時間に余裕ができれば、料理でもDIYでも
楽しいことに費やせそうですね。
この本で学んだこと <まとめ>
・節約術は、とりあえずやってみる。そんな好奇心こそ知性のあらわれ
・節約は楽しいお金の稼ぎ方。どんどん学んで、社会に生かそう
・心身のバランスを保つなら、情報遮断も時に必要
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