繊細さんの日常生活の描写から、自分は繊細さんなのかチェックしてみよう
HSPという名前がついたから、世の中生きやすくなった
この本は、HSPの方々から仕事や人間関係のご相談を受けるカウンセラーであり、自身もHSPである私が繊細な感性と一緒に生きる様子を描いたエッセイです。
(同上)
HSPとは、Highly Sensitive Personの略で、日本では「敏感すぎる人」とか「とても敏感な人」と訳されます。
著者はこれを「繊細さん」と親しみを込めて呼んでいます。
『周りの人が気づかない小さなことにもよく気づき、深く考え』る人。
はーい、私!と、思った方もいらっしゃったのでは?
5人に1人が「繊細さん」
誰がなんと言おうと「私は繊細さん」(笑)
共感できることは、どのくらいあるかしら?
私を「繊細さん」だと証明するもの・・みつけに行きましょう!
私、あなたのこと、全てわかるの
これ、私も言われたことあります。
皆さんもありませんか?そんな経験・・
繊細な友人が「あの人こう思ってるなってわかるから、しんどい」と言い出しました。
(中略)「実際にはどこまでわかるんだろう?」とこっそり実験。ランチでおしゃべりしながら、頭の中で思い切り友人の悪口を言ってみたのです。ところが、当の友人は楽しそうに目の前で話し続けています。「相手の気持ちがわかるって言うけど、頭の中身は読めないんだ!」
(同上)
実際に相手のことがわかるのは、今、怒っていのるか、喜んでいるのかぐらい。
しかし、
自分は他人のことは、全部理解している、すごい人間だ
と思っている人がたまにいます。
それは、相手は、自分と同じものとして認識しているからだと著者は言います。
ちょっと滑稽ね。
人の心が読めるって少しカッコいいけどね。
実際は、妄想でしかないのね(笑)
一方、繊細さんに多いのは、
相手のことを勝手に悪く思い込んで、勝手に傷つくこと
そんなところありませんか?
もし、自分がそんな風に思われていたら、
「そんな悪党じゃないわぃ」
とツッコミ入れたくなります。
そう、世の中、根っからの悪人ってそういない
その思い込み、ほぼハズレかもよ
自分以外の人が頭の中で考えていることは、
誰も正しくは読み取れないのなら、
正解を知るには、勇気を持って聞くしかない。
聞いて、傷つくか?
聞かないで、傷つくか?
どちらにしましょうか?・・悩みますね
不眠はあなたの優しさが原因かも
(新刊を出した後)緊張が続いていました。小さくキュッと肩が上がり、うまく眠れない。
(同上)
(中略)どれもこれもちがう、という気分になって「あれ、何だか全然落ち着かないい。何がしたいんだろう?」と思っていました。
著者の眠れない原因は、執筆のためのインプットが多すぎたことみたいです。
入れたら、出す・・
適度なアウトプットしないと知識の大渋滞になってしまうんですね。
脳がオーバーヒートして
眠れなくなってしまったのね
頭の使いすぎも不眠の原因
そんな時、著者は、無心に手作業をしてみたり、体を動かすことを勧めています。
また別の日にも体調が悪くなった時のこと。
「ずっと何かを考えていて興奮が続いているから」
と、漢方の先生に教えられます。
これもHSPならではでしょうか?
いろんなことに気を取られ、リラックスができません。
自分のこと、他人の言動
社会のこと、仕事のこと
晩御飯に老後のこと
ホント考えることが多すぎるものね
著者は「漢方や食事」で切り抜けますが、「断る」という選択肢も加えます。
嫌だなぁとずっと思っているから、想像以上に脳は興奮状態。
体が休まりません。
不眠でお悩みの方、嫌だけど引き受けてしまったことありませんか?
その優しすぎる性格が不眠の原因かも!
脳の興奮状態を鎮めるには、嫌なものは可能な限り引き寄せないこと。
多すぎる情報量にも注意!
質の良い睡眠のために心がけたいと思います。
この本から学んだこと
・繊細な部分があるのは、素敵なこと。他の人より多くのことに気づけ、体験できるから
・人の気持ちは読めないものと知る。想像で悪党に仕上げてしまわないこと
・質の良い睡眠のためなら、知識・情報・他人の要求、キャパを超えないよう気をつける
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