本気で心配してくれる人は少ない「るるの たんじょうび」で学ぶ

昭和の絵本

この本読んだら、意地悪な人0人になるかな?

公開日 2022年12月29日
更新日 2023年7月8日

本のデータ 

作 征矢 清 絵 中谷千代子
出版社 福音館書店
発行日 1971年4月1日 5歳から

どんなお話なの?

かわいがっている小さなネコのるるがいなくなってしまいました。かおるは公園で黒ネコやトラネコに聞いてみますが、もったいぶってなかなか教えてくれません。

ようやくネコたちに案内されて、茂みをぬけ小川を飛び越して広場に出ると、動物たちが集まり、るるのお誕生日のお祝いが始まるところでした。

子どもと動物の交流を明るい色彩の水彩画で描きます。

(公式サイトから)

子どもにとって友達は最も重要な関心事。

・マウントを取られる事がある
・みんなが知っていて、自分だけ知らない・・仲間はずれにされることがある
・何か事が起きれば、みんなが「さぁー」って自分から去っていくことがある
いずみくん
いずみくん

ネコの『知ってますよ。知ってますけど、

教えて いいもんかどうかな?』

この優越感、軽くムカつきます(笑)

そんな友達の言動に心が大きく揺れ動く経験を通して、子どもたちは大きくなっていきます。

こがねの
こがねの

大人になっても

嫌ですけどね!

この本に出てくるセリフ、結構、グサリときます。

だからこそ傷つかないための予行演習。

いずみくん
いずみくん

大人にも効果抜群です!

そして、他人に向かって言わないことを学ぶのにぴったりな絵本だと思います。

ぜひ、手にとってみてくださいね。

きちんと関係を結べる人が一人でもいれば、ラッキー

大人が読むと、なんとも胸がキューンと痛みます。

どんなに楽しく誕生日パーティーしてくれても、
本当に自分のことを心から心配してくれる人は何人いるんだろう?

なーんてね!

友達がいないのも辛いけど、その時、楽しければ、それでいいという繋がりも辛い!

こがねの
こがねの

ホント、人生、人間関係の悩みが

9割というのも頷けますね。

でも、必ず自分のことを心から心配してくれる人がいます。

そんな事がわかるのも、人と交わるから・・・

もしもそんな人が現れたら、自分もその人のこと、目一杯大切にできるといいですね。

そして、そんな人は、一握り、いや、一人でもいれば、人生御の字、幸せだと教えてもらった1冊になりました。

こがねの
こがねの

間違っても、利用してやろう

なんて思わないでね〜(笑)

この絵本で学んだこと

・友達ってなんだろう。どうして辛い日もあるんだろう。その悩みに寄り添える大人になろう!

・自分のことを思ってくれる人は、貴重。大切にしよう。

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