(5歳〜)この本読んだら、意地悪な子0人になるかな?
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どんなお話なの?
作 征矢 清 絵 中谷千代子
1971年の作品です。小さい時に読んだ方もいらっしゃるのでは?
かわいがっている小さなネコのるるがいなくなってしまいました。かおるは公園で黒ネコやトラネコに聞いてみますが、もったいぶってなかなか教えてくれません。
ようやくネコたちに案内されて、茂みをぬけ小川を飛び越して広場に出ると、動物たちが集まり、るるのお誕生日のお祝いが始まるところでした。
子どもと動物の交流を明るい色彩の水彩画で描きます。
(公式サイトから)
子どもにとって友達は最も重要な関心事。
・マウントを取られる事がある ・みんなが知っていて、自分だけ知らない・・仲間はずれにされることがある ・何か事が起きれば、みんなが「さぁー」って自分から去っていくことがある

ネコの『知ってますよ。知ってますけど、
教えて いいもんかどうかな?』
この優越感、軽くムカつきます(笑)
そんな友達の言動に心が大きく揺れ動く経験を通して、子どもたちは大きくなっていきます。

大人になっても
嫌ですけどね!
この本に出てくるセリフ、結構、グサリときます。
だからこそ傷つかないための予行演習。
そして、友達に向かって言わないことを学ぶのにぴったりな絵本だと思います。
ぜひ、手にとってみてくださいね。
チビちゃんとしてみたいこと
お友達、教えて
この機会にどんなお友達がいるのか聞いてみたいです。
きっといろんなお名前が上がることでしょう。
好きなお友達、苦手なお友達(そして好きな異性のお友達も!)
どんな遊びをするの?
どんなところが好きなの?
話していくうちに、色々な事がわかってくると思います。
もし、早めに手を打った方がいいなぁと思うことがあれば、パパやママと相談する

これこそ年長者(!)の
お役目ね
個性豊かな森のお友達の言動をどう思うか聞いてみる
森のお友達(熊や猪、猿・・・)、まあ“るる”に対して、言葉遣いが雑(笑)
仲間じゃないから?
上記のような優越感に浸った言葉も、聞いている方は嫌な気分です。
言ってしまうのは、しょうがない。

人間だもの・・
子どもだもの・・
でも、考える機会にして、できるだけ相手を尊重した言葉使いが
できる大人になって欲しいなと思います。
危機が迫る状況になった時、一緒にいるお友達はどうする?
その時、広場の向こうから大きなボールが飛んできて、テーブルの上にどんと落ちました。
そして、大勢の男の子たちの声が、近づいてきました。(読みやすく漢字表記にしました)
(本文)
何か都合が悪いことが起きた時、友達を置いて逃げますか?

危険な時は、
自分の命が大切だから逃げるかも
でも、大事な人なら守りたい。
そう思える人、そう思ってくれる人が少しでもいる人生を送って欲しいなと思います。
だから、人を大事に思える人になれるよう心を配りたいと思います。

何より、私はあなたのことを
そう思っているよ
って、伝えたいですよね
それだけでも、この先の人生、強く生きられるような気がします。

大人が読む「るるの たんじょうび」
大人が読むと、なんとも胸がキューンと痛みます。
どんなに楽しく誕生日パーティーしてくれても、
本当に自分のことを心から心配してくれる人は何人いるんだろう?
なーんてね!
友達がいないのも辛いけど、その時、楽しければ、それでいいという繋がりも辛い!

ホント、人生、人間関係の悩みが
9割というのも頷けますね。
でも、必ず自分のことを心から心配してくれる人がいます。
そんな事がわかるのも、人と交わるから・・・
もしもそんな人が現れたら、自分もその人のこと、目一杯大切にできるといいですね。

間違っても、利用してやろう
なんて思わないでね〜(笑)
この絵本で学んだこと
・友達ってなんだろう。どうして辛い日もあるんだろう。その悩みに寄り添える大人になろう!
・自分のことを思ってくれる人は、貴重。大切にしよう。
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