子どものおもちゃの独り占めは普通のこと。貸すことができたら、その勇気を褒めよう。
公開日 2023年2月9日
更新日 2023年2月12日
![]() | そらいろのたね (こどものとも絵本) [ なかがわりえこ ] 価格:1,100円 |

自分のおもちゃを独り占めせず、みんなと遊べるようになるには・・
どんな絵本なの?
なかがわ えりこ 作 おおむら ゆりこ(後の山脇百合子)絵
誰もが1度は、読んでもらったり、読んだ作品ではないでしょうか。
たねをうえると空色の家がはえてきた……!?
ゆうじが模型飛行機を飛ばしていると、きつねがやってきて「そらいろのたね」と模型飛行機を交換することになりました。そらいろのたねを植えて水をやると、なんと空色の家が生えてきたではありませんか! 空色の家はみるみるうちに大きくなり、たくさんの動物や鳥や子どもたちの楽しい遊び場になります。しかし再びやってきたきつねが、みんなを追い出して空色の家を独り占めしてしまいます。きつねが家にはいると、空色の家はさらに大きくなって……。
(公式サイトより)
私も幼稚園で読んでもらったのが、最初だと思います。

ひよこが入れる大きさになった
ゆうじが入れる大きさになった
と、ワクワクしました
そして、最後には、先生から、
きつねのように、独り占めしてはいけないとの教訓も。
本当にこの本が伝えたかったこと、他にはないのかしら?
でも、社会の荒波に揉まれた今、もう少し違う解釈できないかなぁと
考えてみたいと思います。

ぜひ、ご一緒に!
チビちゃんとしたいこと
植物を育てること
種を蒔いて、花を育ててみたいです。
そらいろの種のように、すぐには大きくならないでしょうけど・・(笑)
ゆうじは、いそいで じょうろを もってくると、この ちいさい いえに みずを かけました。「おおきくなあれ、おおきくなあれ」
(そらいろのたね)
やはり、植物には、水やりは重要。
そして、声かけも重要だと言われます。
何かを育てるには、「愛情」が必要だとこの本から教わります。
チビちゃんにも育てる楽しさ、大変さを伝えたいですね。

子どもにも愛情を
「おおきくなあれ おおきくなあれ」
の声かけを!
独り占めはいけないことを伝える
やはり、50年以上昔から、この本で学んだこと
「独り占めはいけない」と、いうこと
きつねくん、もし、たくさんの仲間がいる家に
「ぼくも いれて!」
って、言っていたら、どうだったのでしょう。
・・・家は、壊れなかったかもしれない
・・・嫌われなかったかもしれない
何より、楽しかったのではないかなぁと思います。
「自分のもの」を誰かと共有することは、
小さな子どもにとっては、大変勇気がいることのようです。

嫌な思いすることも
多いですよねぇ
返してもらえないとか・・

取られっぱなしの時は、
大人が間に入ってみても
そのうち、この子がいる時は、出さないとか
知恵もついてきます。
でも、それ以上に、共有して楽しい時間が過ごせた時の喜びは最高です。
おもちゃを独占せずに、誰かと一緒に遊べた時は、
目一杯褒めて上げたいと思います。
そして「お友達と一緒に使うと楽しいね」と伝えていきたいです。
まずは、チビちゃんとおもちゃや大事なものの貸し借りごっこしてみますね。

その時は、必ず返すことを忘れずに
ありがとうの言葉と共に・・

大人が読む「そらいろのたね」
一生懸命にやったのに、手柄を取った途端取られた・・・
大人になるとありますよね。

私も経験ありますよ
ゆうじくんの気持ち、わかるような気がします。
(ゆうじくんは、そんなこと思わないかなぁ)
結局、独り占めしてもいいことはありません。
何より、実力が伴っていないので、尊敬されない(笑)

悔しい思いをした時は、
この絵本、思い出してみてくださいね
もう1つ気づいたこと・・・
それにしても、きつねくんは、種をポケットに入れていただけ・・・
もったいないですよね。家になったのに(笑)
やはり、
子供には、成長するに相応しい場所があること
ヒトやモノにもその実力を発揮するのにふさわしい場所があること
そんなことに気付かされます。

きつねくん
宝の持ち腐れになるところだったね。
気づけたのは、ゆうじくんのおかげだよ。

着こなせなかった服、あげたら、
見事に着こなしてて、
ちょっと損した気分、な〜んてね
きつねくんの気持ちがわかりますね・・・
ポケットに入れっぱなしで、実力を発揮だせないままのモノありませんか?
この本で学んだこと
・「独り占めをしてはいけない」だけじゃない。子育てや社会に出てから大事なことが学べる本
・きつねくんは、自分の中にもあることを認めると見方が変わる。
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