大人のいじめの心理と対処法「平気で他人をいじめる大人たち」から学ぶ

見波利幸

いじめをする人としない人の差

本のデータ 

著者 見波利幸 出版社 PHP研究所
発行日 2021年9月14日

どんな本なの?

著者は、見波 利幸さん

日本のメンタルヘルス研修の草分けとして活躍されています。

その著者が実際、相談や研修などを通して、会社で起こっている「いじめ」について書かれた本です。

本書では「大人のいじめ」の具体例、いじめる人の精神構造、そして対応策を、丁寧に解説していきたいと考えています。

(はじめに)
こがねの
こがねの

いじめって何だろう?

定義ってあるのかな?

本書では「相手の心情に思いを馳せず、自分の考えや感情を優先し、相手に不快感を与えたり、傷つける行為」とのイメージで進めていきたいと思います。

(同上)

この本を読んで驚いたのは、
「こんなこと言ったら、相手はどう思うのかな?」
と考えることができない人がいること。

いずみくん
いずみくん

自分がされたら、どう思う?」

の発想ができれば、とりあえず安泰かな?

こがねの
こがねの

そもそもいじめをする人と

いじめをしない人とでは、

発想から違うようです

本の中で紹介されているいじめのタイプは

①感情をコントロールできない人
②自分中心でないと気が済まない人
③人を利用することしか頭にない人

具体例は、誰もが経験したあるあるばかりでしょう。

個別に対処例も出てますので、ぜひ、詳しくは本の方で。

今日は、いじめをする人としない人の差と対処法について考えてみたいと思います。

本当に意地悪な人は、実はごくわずからしい

いじめをする人、いじめをしない人

いじめをする人

まず自分が他人をいじめをしていると思っている人は誰もいないでしょう。

著者は、加害者にこんな共通点を見つけました。

①いじめを繰り返し行なっている
②自分が正しいと思い込んでいる
③違いを認めない(同調圧力)
いずみくん
いずみくん

はぁ〜

思わずため息が出てしまいます

もちろん、
意地悪なことを言ってしまったとか、
傷つけてしまったということはあります。

これは、他者との意見を面と向かってぶつけ合う経験を重ねることで、学んでいく過程
誰もが通る道だそうです。

こがねの
こがねの

嫌だと言う気持ちをきちんと伝えたら、

改善しようとしてくれる人は、

意地悪な人ではないわ

いずみくん
いずみくん

嫌う前に、きちんと

伝えること大事ですね

著者の経験から言うと、筋金入りの意地悪な人は、全体の約1割程度

「あの人の下についた部下はみんなメンタル不調になって辞めていく」と、
周りからもみられているようですよ。

こがねの
こがねの

要するにいじめをする人は

ある意味、特殊なのね

いずみくん
いずみくん

部下にメンタル不調になった人

何人いますか?

人数、自慢する人もいるそうですよ。

変ですよねぇ。

こがねの
こがねの

そうなると、多くの人は善人なのね。

自分の身を守るため、知らんぷりしてるだけかもね

いじめをしない人

9割の人が善人とわかりました。
いじめをしない人には、どんな特徴があるのでしょう。

本当の喜びとは何なのか、本当の幸福とは何なのかを知っている人は、基本的に人をいじめるような問題行動は起こさないものです。

(第一章 大人のいじめはなぜ起こるか)

誰かの相談に乗ったり
みんなで協力して何かを成功させたり
家族のために美味しいご飯を作ったり

そんなことに喜びを感じられる人に悪い人はいません。

また、自分の将来のビジョンがある人は、目標に向かって進むことに努力するので忙しく、
意地悪しないそうです。

いじめをする人の大半は、将来のビジョンがありません。たとえエネルギーがあっても、自分の思い通りにならない人を排除するために使ってしまいます。

(第四章 人を利用することしか頭にない人からのいじめー他者利用型ー)
いずみくん
いずみくん

意地悪な人って

パワフルな人が多いそうですよ

こがねの
こがねの

被害者が辟易するはずよねぇ

自分のエネルギー何に使ってますか?

自分や他人の幸せに使ってますか

いじめで傷ついた心を癒す「傾聴法」

著者は、いじめにあった時の対処法として身につけておきたいスキルとして「傾聴」をあげています。

傾聴とは、「私はあなたの話をこう聴きましたよ」と伝え返すことだと著者は言います。

いずみくん
いずみくん

相手の話をじっくり、否定せずに聴くことですよね

こがねの
こがねの

傾聴でできることは、それだけじゃないの。

自分の心も救うことができるのよ

傾聴なんてできないよと思っている方!

実は、毎日、自分の声に耳を傾けています。もっとも長い時間・・・

他者に対して傾聴を行なっている人は、もう一人の自分に対しても、傾聴ができている人です。傾聴できていない人は、自分に対しても傾聴ができていません。

(第五章 一つの解決策としての「傾聴」)

相手の立場になって、相手の気持ちが理解できる人は、
相手のひどい体験談を自分のことのように疑似体験ができ、
いじめる側」になることはないそうです。

そんな人は、自分がひどい目にあった時も、自分の話をよく聴けるので、
自分の気持ちを大切にでき、自分を励ませる人になれると著者は言います。

いずみくん
いずみくん

一旦、落ち着くことが

できますね

人の相談事、聴くのめんどくさいって思ってませんか?

こがねの
こがねの

自分のピンチを救う大切なスキルです。

相手の話を親身に聴いて、経験値増やしましょう

まとめ

・ほんとうに意地悪な人は、全体の1割程度。回避できたら、回避しよう

・自分のバージョンアップに忙しい人は、他人に対していじめをしない

・自分の声に耳を傾けることができる人は、いじめをしない

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