ライバルを蹴落とすのは、若いから出来たことだと知る
どんな本なの?
京都、祇園の片隅にひっそりと佇む「一見さんお断り」の甘味処「もも吉庵」。店を営むのは、元芸妓のもも吉。メニューは「麩もちぜんざい」のみ。この一風変わったお店に、今日も「わけあり」のお客が訪ねてくる――。
女将であるもも吉の、辛口ながらも温かな言葉が、悩める人々の心に一条の光をもたらしていく感動の人情物語。
(PHP研究所 公式サイトより一部抜粋)
愛情深く、時にピッシっと言ってくれる人。
身近にいる方は羨ましいと思います。
何かの縁で繋がった人たちのために、一肌脱ぐ京都の街の人々の物語。
京都の粋を感じます
中高年なら、もも吉お母さんのように、
困っている人たちに、いつでもスッと手を差し伸べられるような人になるための
お手本として読んでみるのもオススメです。
世界中の中高年が
若者に温かい言葉をかけられたら
素敵よね!
今回も悩める若者たちの物語ですが、大人でも犯してしまいそうなリスクの数々。
軽快なやり取りの中にもジーンとくる一言がたくさん出てきます。
ぜひ、楽しんでみてくださいね。
誰かの背中を押す時の
言葉として参考にするのもアリよ!
さて、今日は『第四話 雷も 風も微笑む祇園祭』から、ライバルについて考えてみたいと思います。
中高年のライバル関係は若い時のライバル関係よりマイルドに
「そうや、競うのはええ。己も高めることに繋がる。そやけど、励まし合うことが大切なんや。」
(第四話 雷も 風も微笑む祇園祭)
『風神堂』と『雷神堂』という和菓子屋さんは、世間ではライバル会社だと見られています。
社員たちは、夏の風物詩『祇園競い』でどちらが売り上げが多いかで、互いに敵意をむき出しにしています。
そんな敵意剥き出しの風神堂の店長に、常連の僧侶 隠源さんが『切磋琢磨』の意味を問います。
その時の隠源さんの答えです。
皆さんは、ライバルが
いますか?
中高年ともなると、学生のような熾烈なライバルはいなくなりますが、いろんなこと比較して生きているせいか、ちょこちょこライバル関係が生まれます。
そんな時どうしてますか?
互いに相手をリスペクトできるなら、いいのですが・・・
この店長さん、勝ちたいという思いが強すぎて、「雷神堂」の不幸を願ってしまいます。
『火事で焼けてしまわへんやろうか。』
って呟いてしまったんです。
大なり小なり、誰でも経験ありますよね。
他にも、相手が頑張れなくなるような言葉を投げかけたり・・・
SNSでもよく見かけますよね
相手を倒すことやない。ましてや、不幸を願うことでもない。互いに幸せを目指すもんや。
(同上)
学生なら、相手を倒したり、不幸を願うような激しいライバル心があるもの。
しかし、中高年は、どうでしょうか?
心身ともに乗り切れるかしら?
激しい練習に身を投じたり、相手を罵倒する体力はありません。
ならば、
仕事でも趣味でも同じことに興味を持った仲間として、リスペクトを持って接する
もう、ディスったり
マウント取ったり
しなくていいってことかな?
ライバル関係も中高年にあった結び方をしないといけないなと、学びました。
相手を負かすことより、学ばせてもらったり、励ましあったり・・
心がけたいと思います。
さて、物語は、店長の呟きが現実のものに・・・
続きはぜひ、本を読んでみてくださいね。
口は災いの元。
気をつけようっと!
まとめ
・ライバル心が強すぎると、相手の不幸を願うようになる。不幸を願い出したら、一旦止まろう
・中高年になったら、ライバルも同じ志を持った仲間とみなそう
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