ライバルを蹴落とすのは、若いから出来たことだと知る
著者 志賀内泰弘 PHP研究所
発行日 2023年1月24日
どんな本なの?
京都、祇園の片隅にひっそりと佇む「一見さんお断り」の甘味処「もも吉庵」。店を営むのは、元芸妓のもも吉。メニューは「麩もちぜんざい」のみ。この一風変わったお店に、今日も「わけあり」のお客が訪ねてくる――。
女将であるもも吉の、辛口ながらも温かな言葉が、悩める人々の心に一条の光をもたらしていく感動の人情物語。
(PHP研究所 公式サイトより一部抜粋)
愛情深く、時にピッシっと言ってくれる人。
身近にいる方は羨ましいと思います。
何かの縁で繋がった人たちのために、一肌脱ぐ京都の街の人々の物語。
![いずみくん](https://koganenobook.com/wp-content/uploads/2023/02/man-150x150.png)
京都の粋を感じます
中高年なら、もも吉お母さんのように、
困っている人たちに、いつでもスッと手を差し伸べられるような人になるための
お手本として読んでみるのもオススメです。
![こがねの](https://koganenobook.com/wp-content/uploads/2023/02/woman-glasses-150x150.png)
世界中の中高年が
若者に温かい言葉をかけられたら
素敵よね!
今回も悩める若者たちの物語ですが、大人でも犯してしまいそうなリスクの数々。
軽快なやり取りの中にもジーンとくる一言がたくさん出てきます。
ぜひ、楽しんでみてくださいね。
![こがねの](https://koganenobook.com/wp-content/uploads/2023/02/woman-glasses-150x150.png)
誰かの背中を押す時の
言葉として参考にするのもアリよ!
さて、今日は『第四話 雷も 風も微笑む祇園祭』から、ライバルについて考えてみたいと思います。
中高年のライバル関係は若い時のライバル関係よりマイルドに
「そうや、競うのはええ。己も高めることに繋がる。そやけど、励まし合うことが大切なんや。」
(第四話 雷も 風も微笑む祇園祭)
『風神堂』と『雷神堂』という和菓子屋さんは、世間ではライバル会社だと見られています。
社員たちは、夏の風物詩『祇園競い』でどちらが売り上げが多いかで、互いに敵意をむき出しにしています。
そんな敵意剥き出しの風神堂の店長に、常連の僧侶 隠源さんが『切磋琢磨』の意味を問います。
その時の隠源さんの答えです。
![いずみくん](https://koganenobook.com/wp-content/uploads/2023/02/man-150x150.png)
皆さんは、ライバルが
いますか?
中高年ともなると、学生のような熾烈なライバルはいなくなりますが、いろんなこと比較して生きているせいか、ちょこちょこライバル関係が生まれます。
![こがねの](https://koganenobook.com/wp-content/uploads/2023/02/woman-glasses-150x150.png)
そんな時どうしてますか?
互いに相手をリスペクトできるなら、いいのですが・・・
この店長さん、勝ちたいという思いが強すぎて、「雷神堂」の不幸を願ってしまいます。
![いずみくん](https://koganenobook.com/wp-content/uploads/2023/02/man-150x150.png)
『火事で焼けてしまわへんやろうか。』
って呟いてしまったんです。
大なり小なり、誰でも経験ありますよね。
他にも、相手が頑張れなくなるような言葉を投げかけたり・・・
![こがねの](https://koganenobook.com/wp-content/uploads/2023/02/woman-glasses-150x150.png)
SNSでもよく見かけますよね
相手を倒すことやない。ましてや、不幸を願うことでもない。互いに幸せを目指すもんや。
(同上)
学生なら、相手を倒したり、不幸を願うような激しいライバル心があるもの。
しかし、中高年は、どうでしょうか?
心身ともに乗り切れるかしら?
激しい練習に身を投じたり、相手を罵倒する体力はありません。
ならば、
仕事でも趣味でも同じことに興味を持った仲間として、リスペクトを持って接する
![こがねの](https://koganenobook.com/wp-content/uploads/2023/02/woman-glasses-150x150.png)
もう、ディスったり
マウント取ったり
しなくていいってことかな?
ライバル関係も中高年にあった結び方をしないといけないなと、学びました。
相手を負かすことより、学ばせてもらったり、励ましあったり・・
心がけたいと思います。
さて、物語は、店長の呟きが現実のものに・・・
続きはぜひ、本を読んでみてくださいね。
![こがねの](https://koganenobook.com/wp-content/uploads/2023/02/woman-glasses-150x150.png)
口は災いの元。
気をつけようっと!
まとめ
・ライバル心が強すぎると、相手の不幸を願うようになる。不幸を願い出したら、一旦止まろう
・中高年になったら、ライバルも同じ志を持った仲間とみなそう
![](https://www.php.co.jp/atch_books_ogp.php?9784569902784.jpg)
⭐️こちらのサイトより、Amazonや楽天など、お気に入りの店で購入できます
コメント