友人と知人の違い「東京日記1+2」で学ぶ

川上弘美

知人か友人か、それとも親友?相手がどう思っているか気になります

本のデータ 

著者 川上弘美  集英社
発行日 2018年6月30日

どんな本なの?

不思議におかしい、カワカミさんの日常生活記。「少なくとも、五分の四くらいは、ほんとうです」。文庫化にあたり単行本1巻と2巻を合本。門馬則雄氏のイラストもたっぷり収録しました。(解説/沼田真佑)

(集英社 公式サイトより)
いずみくん
いずみくん

卵1個ぶんのお祝い(2005)

ほかに踊りを知らない(2007)

が1冊の文庫本になりました

少なくとも、五分の四くらいは、ほんとうです』

と、あるのですが、本当かフィクションなのか、夢なのか・・・

読んでいて、わからなくなります。

さすが、エッセイを書く人には、いろんな面白いことが起こるなぁという感じです。

<Twitterにあげた、感想>

ちょうど、著者が小学生のお子さんを育てている時期で、

一緒にオクラの気持ちになったり、

小学校のどんど焼きの係をしたりと、子育て中の方にも面白いと思います。

それにしても、電話をよくかけている場面がたくさん出てきます。

こがねの
こがねの

リカちゃん電話まで

かけてます

懐かしい!

ほんの20年前のことなのに・・

そんな、時代の移り変わりも楽しんでみてはいかがでしょうか?

さて、今日は、『そんな男、好みじゃない』2002年の9月某日の日記から、について考えてみたいと思います。

いずみくん
いずみくん

その人、ですか?

それとも知人ですか?

使い分けどうしてますか?

一緒に行動したり、あれこれ知っていたら「友人」でOK

わたしの方は全員友だちだと思っているけど、友達の方はわたしを友達と思っているのかな、と、ちらりと考える。こわくなって、あわててうなぎ茶漬けをかきこむ。

(『そんな男、好みじゃない』9月某日)

考えてみたら、そうですよね。

自分は、友人だと思って、付き合っていたら、相手にとっては、単なる知人だった。

そんなこと怖くて聞けませんが・・・

ところで、友人と知人ってどのような違いがあるのでしょう?

「知人」
知っている人。名前を知っている程度。

「友人」
お互いのことをある程度知っていて、一緒に行動することがある人

ネットの記事をざっくりまとめるとこんな感じです。

こがねの
こがねの

著者は、一緒にうなぎを食べに行っているので、友だちですね。

じゃあ、ブログで繋がっているブロ友さんって、どうなんだろう?
という疑問がわきますが・・・

本当の名前は知らないけど、なんとなく趣味やプライベートは、うかがい知れる。

でも、会ったことはない。

この定義に当てはまると、本当に不思議な存在です。

いずみくん
いずみくん

でも交流、楽しいです

そして、さらに難しいのが「親友

心を許し合っているのが、親友だとしたら、見解は個人によって、きっと様々でしょう。

明らかに「私たち親友よね」と互いに確認が取れないと使いづらい。

しかし、この言葉は、悪用もされやすい・・・

やはり、二人の関係性は、詳らかにせず、少しモヤっと感がある方がいいと学びました

一緒に行動したり、ある一定の時間を一緒に過ごす仲なら、友人でいい

ほんの数分でも、ブログを読むことで、相手と繋がったのなら、友人と呼んでもいいのかもしれませんね。

友人が一気に増え、嬉しいです。

こがねの
こがねの

これからもよろしく

お願いします

まとめ

・ある程度、行動を共にしたり、相手のことを知っていたら、「友人」と呼んでしまおう

・相手が自分のことをどう思っているか、あまり詳らかにしないほうが人間関係丸く収まる

東京日記1+2 卵一個ぶんのお祝い。/ほかに踊りを知らない。/川上 弘美 | 集英社 ― SHUEISHA ―
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