守ってくれる人がいない「こんとあき」で学ぶ

平成の絵本

誰かの好意に気づければ、きっとこの世は捨てたもんじゃないと思えるはず

絵本のデータ 

作 林明子  出版社 福音館書店
発行日 1989年6月30日 
4歳から

どんな絵本なの?

ぬいぐるみのこんと女の子あきの冒険の物語

こんは、あきのおばあちゃんが作ったキツネのぬいぐるみ。あきが成長するにつれ、こんは古びて、腕がほころびてしまいました。
あきはこんを治してもらうため、こんと一緒におばあちゃんの家に向かいます。
あきは、電車でこんとはぐれたり、犬に連れさられたこんを探したりと、大変な目にあいます
こんとあきは無事におばあちゃんの家につくことができるのでしょうか?
 
お互いがかけがえのない存在であるこんとあきの冒険の物語

(福音館書店 公式サイトより)
いずみくん
いずみくん

夏休みといえば、冒険!

まずは、絵本の中の大冒険

一緒に楽しんでみては?

きつねのこんは、ぬいぐるみ。

だけど、さきゅうまちに住む、おばあちゃんから、赤ちゃん(あき)のおもりという大切な任務を任され、やってきました。

こがねの
こがねの

あきちゃんの成長に

合わせて、相手をしている

こんの姿、かっこいいね!

それだけに2人の関係は強固なものに・・・

しかし、長年、一緒に遊んでいたので、こんの腕は、ほころんできます。

「さきゅうまちに 帰って、おばあちゃんに 治してもらって来る」

(本文より 漢字表記にしてます)

ついに、遠いまちに住んでいるおばあちゃんの家までの冒険が始まります

守ってくれるのは守護霊さんだけじゃないよ。目の前のあの人もこの人も・・たくさんいるよ

こんは、あきの顔を見ると、
「大丈夫、大丈夫。お弁当、まだ あったかいよ」

(本文 漢字表記にしてます)

こんは、何度か、ピンチに遭いますが、あきちゃんには必ず

大丈夫 大丈夫」と言います。

本当は大丈夫じゃないんですけどね。

いずみくん
いずみくん

あきちゃんに心配かけさせない姿は

健気です

こがねの
こがねの

おばあちゃんとの約束守って、

あきちゃんを守っているのね

突然ですが、質問です。

あなたを守ってくれる人はいますか?

いずみくん
いずみくん

守護霊とかですか?

こがねの
こがねの

う〜ん、ご先祖様とかも

そうなんだけどね

実際は、目に見える存在によって、日夜、守られています。

こんとあきちゃんも、車掌さんに助けられ、無事、さきゅうまちまで着くことができました。

いずみくん
いずみくん

だって仕事でしょ?

って今、思いました?

こがねの
こがねの

誰ですか、そんなことを
言ってるのは(笑)

例えば、道を誰かが譲ってくれた。

あなたが安全に道を通れるようにあなたが事故に遭わないように道を譲ってくれた。

見ず知らずの人があなたを危険から守ってくれたとは、考えられないでしょうか?

もしも「誰も私のことを守ってくれない」と、思った時は、

誰かの好意に気づいていないだけかもしれません

つらいなと思った時は、ちょっとだけ周りを見てみて。

誰かの好意に気づけると、この世の中、捨てたもんじゃないなときっと思えるはずですよ。

いずみくん
いずみくん

お盆シーズン。

ご先祖様にも思いを

少しだけ馳せよう!

こがねの
こがねの

おじいちゃんと

おばあちゃんは

孫の幸せ、いつも願っているのだ!

まとめ

・ピンチの時、手を差し伸べてくれる人は必ずいる。その存在にまず気づきましょう。

・いつでも手を差し伸べられる人になれるといいね。

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