久住昌之「するりベント酒 」で考えたこと

久住昌之

不自由な世界するりと抜けるには、技術も経験もお金もいらない

著者が見つけたコロナ禍の飲食店と心を救ったお楽しみ

こがねの
こがねの

こんにちは

今日の本はこちらです

今日の本

久住昌之 著 和泉晴紀 画  
するりベント酒

いずみくん
いずみくん

コロナ禍
喋らない・マスクなしの
一人宴の物語

その手があったか! コロナ禍の一人宴

この本は、2021年4月から2023年4月まで「夕刊フジ」に書かれた記事です。

ちょうどコロナ禍ですね

自宅以外での飲食がままならない時、

お弁当とお酒を公園や自宅で一人で食べるならOKだろうと始めたこの企画

まんぼう
(まん延防止等重点措置)
で、大変な時期の冒険!

あ〜その手があったかぁ
私もやれば良かった

さすが、目の付け所が、孤独のグルメの作者です!

昭和の子供が泣いて喜ぶ「チキン弁当」

中でも「たいめいけんのチキンライス弁当」の話は俄然興味が湧きました。

私も子供の頃、必ず東京駅で「チキン弁当」を買った1人です。

今ほど、東京駅もそんなに弁当が豊富ではなく、

子供向けと言ったら「チキン弁当」ぐらい。

もちろん、母が作るチキンライスや唐揚げの方が美味しいんですけどね。

なぜか不思議と
食べたくなるお弁当♪

それを洋食の老舗「たいめいけん」ですもの。

著者じゃなくても買いたくなります。

お弁当にどんなおかずが入っているかは、ぜひ本でご確認ください。

どんな状況でも心を自由に遊ばせられる人こそ、世の中、強い!

あのがんじがらめで、家の中に閉じ込められた気になっていたコロナ禍。

著者は弁当を口にしながら、こう気づきます。

いつでもどんなところでも、きっとオレは、自由になれる。
この不自由な時代、不自由な世界を、するりと抜ける道はきっとある
それを見つけるには、技術も経験もお金も、いらない。
つまりこの世は、気の持ちようだ。

(午前中から、オレは、自由だ 春の公園で、ほか弁ビール)

不自由さを嘆いたり、己の置かれた不幸を嘆いたり・・

でも、それも気の持ちようで、いくらでも変わること

頭の良さよりも、いつでもどこでも自由でいられる術を持っていること

今の世の中、最強なんじゃないかと思いました。

私は自由だ!
と、思った瞬間から
間違いなく自由♪

どうしても不幸だなと思ったら、美味しいものと大好きな飲み物を持って出かけよう

美味しいものを口にしているのに、この瞬間も不幸だなんて、ありえない!

それに気づけただけでも百人力の気分。

いい本に出会えたと思います。

本について

本のデータ

著者 久住昌之  画 和泉晴紀
出版社 カンゼン
発行日 2023年6月30日

やってやろう。ぬけぬけと。するっと 〈ベント(弁当)〉×〈酒〉! 『孤独のグルメ』原作者が拓いた抜け道的“ひとりめし時間”
キャベツ畑で味わう、俺の大発明! 凄すぎる玉子サンドを食べて考えた 一番好きなおにぎりで、酒を飲む おやついなりに想う実家のおいなりさん …etc
2021年春~2023年春 不自由な時代、不自由な世界で書き続けた日記的食エッセイ

(カンゼン公式サイトより 一部抜粋)

全国のお弁当が満載!
飲食店の苦肉の策
テイクアウトのお弁当
も懐かしいです

もうまさに食文化!
口に合わないものも
載っていることがすごいです
店名はないけどね(ほっ)

こちらには現在継続中の記事が・・

久住昌之「するりベント酒」
zakzakは産経新聞社が発行する「夕刊フジ」の公式サイトで...

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