渡辺淳子『東京近江寮食堂 宮崎編』を読んで、異文化について考えた

渡辺淳子

異文化、楽しめますか?それとも・・・

こがねの
こがねの

こんにちは
今日の本はこちらです

今日の本

渡辺淳子著  東京近江寮食堂 宮崎編 〜家族のレシピ
『10』より

いずみくん
いずみくん

61歳になった

安江さんと妙子さん

お節介ぶりは健在です

相手の文化を否定することは、視野の狭さと孤独を生む

<今日の言葉>

結婚はふたつの文化の交わりだ。人の味覚はとても保守的で、子供のころから慣れ親しんだ味は、自分の核となる。それ故、「わが家の味」という文化を強いるのは、強いられた方にすると、自分の尊厳が損なわれ、アイデンティティの危機とすら感じてしまう。

(『10』)

例えば、結婚すると、あらゆることに異文化があることを知らされます(笑)

特に味噌醤油は、困りもの

八丁味噌、上手に扱えないので

チューブタイプの置いてます(笑)

物語は、常連客の北海道出身の婚約中の2人

三平汁』をめぐって、婚約解消の危機に・・・

結婚していようと、していなくとも、全く違う環境で育った2人が揃えば、多かれ少なかれ起こることかと・・

そんな時、どちらか一方が、自分の方ばかりを尊重していれば、やがて亀裂が入るのも無理がありません

なるほど、受け入れられなかった方が『自分の尊厳』が損なわれていると感じるからなんですね

世の中、バランスって本当に大事だなぁと思います

『なぜか理由がわからないけど、突然、人が自分の前から去っていった』

の原因はこれじゃ無いかと思うほど・・・

何でも、片方に偏りすぎると、元に戻そうと、思った以上に大きな力が働きます

人とうまくやるには、

自分の気持ちも相手の気持ちも、必要以上に我慢させない『ちょうどいい』を模索することだ

と、この文を読んで思いました

ヨガは、左右両方とも

バランスよく、同じように

動かしますよね

あれと同じかな?

異文化を面白がれる人の方が

人間として、魅力的ですよね

感想(読書メーター投稿)

ますます目が離せなくなった近江寮食堂

テーマは、家族。だけど、それ以上に『醤油』の存在感にびっくり‼️

一口に醤油と言っても、地域性があること

こんなところにも異文化があったんだなぁとしみじみ思いました

上手に使いこなせる人って、順応性、半端ないね!

本について

本のデータ

著 者 渡辺淳子
出版社 光文社
発行日 2019年1月10日

妙子が食堂の料理人を務める、東京・千駄木の近江寮が取り壊されることに。やっと見つけた引越し先は、ある大学教授が格安で貸してくれた古い日本家屋だ。再出発に張り切る妙子だが、その物件には大きな秘密があるようで、しかも教授のひとり娘まで預かることになり――? 普通のおばちゃん、妙子の作る美味しい料理が、皆の絆を作ってゆく。おなかが空く感動作。

(光文社 公式サイトより)

今回は『醤油』がポイントに

食べ物を無駄にしない信条

それこそ、人を大切にすることに

つながるんですね

本当に親になるって

大変なことだと、

本を読んで感じました

東京近江寮食堂 宮崎編 渡辺淳子 | 光文社文庫 | 光文社
谷中の日本家屋のひみつと、宮崎の祖母の、レシピのひみつ。
渡辺淳子『東京近江寮食堂』を読んで、終活について考えた
アラカン世代、毎日が、終活を意識して過ごす日々でいいのかな?...

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