伊吹有喜『BAR追分』を読んで、人生の岐路について考えた

伊吹有喜

誰かに地獄の選択を迫られたら、どうする?

こがねの
こがねの

こんにちは
今日の本はこちらです

今日の本

伊吹勇喜 著 『BAR(バール)追分』
<プロローグ>より

いずみくん
いずみくん

昼は、定食『バール追分』
夜は、バー『バー追分』
追分=岐路です

進むなら、自分を必要としてくれている方を選択しよう。地獄の選択は、新しいステージの始まり

<今日のことば>

追分。道が右と左に分かれる場。きっと今が人生の分岐点。どちらに行こうと、追われるのではなく、自分の意思で選びたい。

(プロローグ)

大きな人生の選択から、今日、A定食かB定食かに至るまで・・

毎日、毎日、選択の連続です

スパッと決まらない日
もありますよね

この物語は、新宿にある追分と言う場所の物語です

あの『追分だんご』
で有名な追分です

ちょうど、甲州街道青梅街道の分岐点にあたります

追分と言う言葉の由来は、荷物を積んできた牛馬が、ここで左右に『追いたてられて、分かれて』いったからだという

(同上)

そんな場所に相応しい『BAR追分』

様々な人が集い、やがて自分で人生の歩む方向を決めていきます

この今日のことばの迷える人も、海外の工場赴任か、田舎に帰るかの岐路に立たされています

どちらも会社に追い立てられての選択・・辛いところです

そこで、ヒントになるのが『自分を必要としてくれているのは誰か』ということ

自分を必要としてくれている人がいる場所へ行こう!

自分を生かせる場所へ行こう!

迷った時の判断材料としていいですよね

私も岐路に立った時、考えてみたいと思います

リストラ、仲間外れなど

マイナスの出来事だと、追い出されたような気がして、悔しいです

でも、そんな状況でも、

自分で選ぶ

追い出されたのではない、彼ら彼女らから、離れて、自分で新しい道に足を踏み入れたのだ

そう、新しいステージの始まり!と、考えれば、心なしかワクワクしてきます

考え方、1つで、こうも違うのかと驚かされました

ホント、ステキな物語でした

どちらを選んだかは、
ぜひ、本で!

感想(読書メーター)

新宿が舞台のお話。嫌な人が1人も出てこない、今の時代に必要な1冊。雇用されると言うことは、誰かに必要とされていると言うこと。大人が若者に、「あなたは、必要な存在だよ」と、常にメッセージを送ることが、どんなに若者を成長させるか学んだ。

本について

本のデータ

著 者 伊吹勇喜
出版社 ハルキ出版
発行日 2015年8月28日

新宿三丁目の交差点近く――かつて新宿追分と呼ばれた街の「ねこみち横丁」の奥に、その店はある。そこは、道が左右に分かれる、まさに追分だ。BAR追分。昼は「バール追分」でコーヒーやカレーなどの定食を、夜は「バー追分」で本格的なカクテル、ハンバーグサンドなど魅力的なおつまみを供する。人生の分岐点で、人々が立ち止まる場所。昼は笑顔がかわいらしい女店主が、夜は白髪のバーテンダーがもてなす新店、二つの名前と顔でいよいよオープン!

(角川春樹事務所 公式サイトより)

昼間の定食で決心する人
夜のバーで決心する人
どちらも前向きでかっこいい

商店街の大人達が
若者たちを見守ります
大人の役目ってこれかもね

BAR追分|書籍情報|株式会社 角川春樹事務所 - Kadokawa Haruki Corporation
「株式会社 角川春樹事務所 - Kadokawa Haruk...
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いぶき ゆき 1969年 三重県出身 中央大学法学部卒業
こがねのいずみ|note
アラカン主婦です。notoでエッセイ始めました。50代以上の...

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