京都の老舗の教えから、信用について考えてみた
こんにちは
今日の本はこちらです
志賀内泰弘 著 『京都祇園もも吉庵のあまから帖8』
<第二話 空豆に商う心教えられ>より
夏休みの宿題、
先にするかどうか
が将来の融資につながる?
信用は、嫌なことから終わらせる人、他人を大事にする人についてくる
<今日のことば>
綺麗な空豆を摘んだ人にはお金は絶対に貸さへん。反対に、形の悪いもんから食べる人に、お金を貸したそうです。
(第二話 空豆に商う心教えられ)
信用できる経営者について学びにきた、若き銀行員
老舗では、どんな風に未来の経営者を育てているかよくわかります
<今日のことば>は、その時に語られた言葉です
びっくりしました!
銀行で空豆?
とにかく、お客様に喜んでいただくことが第一とされる京都の老舗
例えば、お菓子の『あられ』
小さいのや割れているものから、先に食べるように躾けられるそうです
そして、大きいものや、形の良いものを他人に食べてもらうのです
大きいものから
食べてました(笑)
空豆でもあられでも、
形がいまいちのものから手を出す人は、嫌なことを早く片付けようとする人
つまり、借金も早く返してくれる人と判断されるそうです
京都だったら、
お金貸して
もらえない(汗)
だから、子供の嫌なこと=夏休みの宿題
皆さんは、
先に済ませる派?
それとも・・
夏休みが始まったら、すぐに片付けるようにと、子供たちは言われます
それこそ、借金を早く返す信用のできる人への第一歩
粋がって、「宿題は、夏休み前日にした」なんて言っちゃぁダメですよ!
京都では、融資されないかもしれません(笑)
信用って、あるか、ないかで、挑戦できる範囲が違ってきます
また、後になればなるほど、「返さなきゃ」「やらなきゃ」と
何かと気がかりが大きくなっていくもの
結構、ストレス!
『面白ろないことや、嫌なことは、先に済ませてしまいなさい』
楽しく、健康に生きるには、大事な習慣ですね
いつも、心に留めておきたい言葉です
本について
「前のタクシーを追ってください」と、タクシー運転手の美都子に懇願する家族の辛苦、茶菓子の食べ方から「人を見る目」を教わった銀行の融資係の改心、紛糾する会議の空気を一変させた女性秘書の機転……。
祇園に集う人々の悲喜交々に、もも吉の言葉がやさしく寄りそう人情物語。
(PHP 公式サイトより一部抜粋)
もも吉さんの秘密が
語られます
思わず引き込まれました
人は誰でも悩むもの
今日の悩みがいつか誰かを救う
大人の役割学びました
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