赤染晶子『じゃむパンの日』を読んで、困りごとの対策法について考えた

赤染晶子

困っているけど、どうしたらいいのかわかりません

こがねの
こがねの

こんにちは
今日の本はこちらです

見出し

赤染晶子 著『じゃむパンの日』
<働く人たちの朝>より

いずみくん
いずみくん

笑えるエッセイとして
評判の作品です

解決策は楽しい方法を考えてみる。その時間を持つだけでも少し冷静になれるかも

<今日のことば>

1週間に十二ロールの消費は尋常ではない。一体どうすればいいだろう。はい!テナントAの店長が手をあげる。
「試しに、いちご柄のトイレットペーパーにしてみましょう
全員、首を傾げる。何の対策になるのだろう。

(働く人たちの朝)

駅のお手洗いにこんな貼り紙がありませんか?

『トイレットペーパーを持ち帰らないでください』

いつもこれを読んで、嵩張るだろうにと思います

そういえば、学生の頃、大学のトイレにもよく貼ってあったなぁ

必需品ですからね

でも、やはり公共のもの。設置されなくなったら、超〜不便!

絶対にやめましょうね

自前のトイレットペーパー、
常に持ち歩くことに
なってしまいますよ(笑)

この話も、著者が勤めているビルのフロアのトイレットペーパーが、あっという間になくなるという怪現象(?)が起きます

そのフロアの男性社員は、二人だけ

著者の上司が真っ先に疑われてしまいます

ま、そんなはずはなく、何か良い手立てはないものかと、話し合いの結果、行き着いたのが『いちご柄のトイレットペーパー』

まさか、それで・・と、思いますが、実際、わかるんですよねぇ・・・😁

答えはぜひ本で

確かに『持ち帰らないでください』の貼り紙もいいんですけど、それではなんとなくストレートすぎるような・・

トイレの中は
少しホッとしたい
空間ですものね

だからこそちょっと笑える工夫を!

その方が、断然、楽しいと思いますが、いかがでしょう?

ま、駅のトイレで、『いちご柄』はコストがかかりすぎますけどね

実生活でも、困っていることやムッとすることに日々遭遇します

そんな時、仕返しでも何でも、なんか面白い方法ないかな〜って考える

そんな余裕があれば、きっと冷静になって対処できるような気がします

下手をすれば、他人も自分も傷つけることになります

何事もユーモア!忘れないようにしたいと思います

感想(読書メーター)

噂通りに面白かったです。何気ない日常から、こんなに面白いことを見つけられるなんて、もう羨ましい限り!京都人の生態。優しいね。

本について

本のデータ

著 者 赤染晶子
出版社 palmbooks
発行日 2022年12月1日

時を超えて。生まれ育った京都へのおもい。こぼれだす笑い。
『乙女の密告』で芥川賞を受賞。
2017年に早逝した著者によるエッセイ55 篇。岸本佐知子との「交換日記」併録。

日常を描いていながら、想像が羽ばたき、 ことばで世界を様変わりさせていく。 ここに生きている人たちがいとおしくて、読んでいると、 ふしぎと気持ちがあたたかくなる。初のエッセイ集にして、マスターピース。

(Amazonより)

若くして亡くなられた著者
最初は不思議な感じですが、
フツーの日常が輝だします

関西人の優しさが
詰まった作品
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アラカン主婦です。notoでエッセイ始めました。50代以上の...

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